おはようございます。 Uberは7日、ドライバーを「道路に戻すため」2.5億ドルの支援金を拠出することを発表しました。
2020年、多くのUberドライバーが道路で稼ぐことを諦めました。しかし2021年、ワクチンの普及とともに状況は変わりつつあります。
稼ぎの中央値は、例えばフィラデルフィアでは一時間あたり31.03ドルにのぼるそう。こうした動きが今後の業績にどんな影響を与えるか、注視したいところ。
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ファーストリテイリングは4月8日、2020年9月〜2021年2月期決算を発表。北米や欧州での臨時休業を受け減収となったが、国内・中華圏事業の採算改善で大幅な増益を確保した。
国内ユニクロ事業の営業利益は36.6%増の978億円と高成長。ネット限定商品の投入やアプリ会員向けの割引を増やし、 EC売上は40.5%増の738億円に拡大した。
海外ユニクロの営業利益は25.9%増の6790億円。コロナからの立ち直りが早い中華圏で、防寒衣料やスポーツウエアの販売が伸びた。
全体の営業利益率は13.9%と2.7ポイント上昇。商品に付けたICタグから得られるデータをもとに需要予測を強化、売れ筋を的確に投入し値引きを抑えた。
2021年8月期は、売上高で前年比9.5%増の2兆2100億円、営業利益で70.7%増の2550億円を見込む。それぞれ従来予想から100億円上方修正した。
決算会見した柳井正会長兼社長は 「グローバルに展開するしか生きる道はない」 と話し、引き続き中国を中心に出店攻勢を強める姿勢を示した。
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3月末、ロンドンで上場したイギリスの料理宅配サービス「Deliveroo」。他プラットフォーム同様、コロナ禍で需要が高まり大幅増収を実現。一昨年にはAmazonも出資した注目企業だ。
上場後の評価は芳しくない。株価は初っ端から30%もの下落となり、現在も公開価格を下回って推移している。
背景の一つと言えるのが、イギリスにおけるギグエコノミー全般への逆風だ。
英最高裁判所は今年2月、米Uber Technologiesの運転手は同社の「従業員」だとする判決を下した。こうなると、休日手当や年金加入など企業側の負担が増える。
ただでさえ赤字のDeliverooにとって、負担と見られるのも無理はない。創業からの経緯について昨日の記事で紹介した。ぜひチェックしていただきたい。
USEN-NEXT HOLDINGSが好調だ。先日発表した2020年9月〜2021年2月期決算を発表。コンテンツ配信事業「U-NEXT」が引き続き好調だ。
コンテンツ配信事業の売上高は前年比35.3%増の142.7億円に拡大。課金ユーザー数は218万人(前年比33%増)、ARR(年間経常収益)は528億円(同33%増)に拡大した。
関西電力とU-NEXTを組み合わせた電力料金メニュー「withU-NEXT でんき」などの提供を開始し、新たなチャネルによる視聴者獲得に取り組んでいる。
ネット回線販売を手掛ける通信事業は、売上高が前年比17%増と成長が加速。業務店向けの光回線サービス「USEN光plus」が初めて黒字化した。
店舗向けIoT/DX商材にも積極的な投資を継続。注文とセルフ精算ができるPOSシステム「Uレジ Ticket & Pay」などの店舗支援プラットフォームを通して、収益拡大を目指す。
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