急成長の裏側
Strainer
3月末、ロンドンで上場したイギリスの料理宅配サービス「Deliveroo」。他プラットフォーム同様、コロナ禍で需要が高まり大幅増収を実現。一昨年にはAmazonも出資した注目企業だ。
上場後の評価は芳しくない。株価は初っ端から30%もの下落となり、現在も公開価格を下回って推移している。
背景の一つと言えるのが、イギリスにおけるギグエコノミー全般への逆風だ。
英最高裁判所は今年2月、米Uber Technologiesの運転手は同社の「従業員」だとする判決を下した。こうなると、休日手当や年金加入など企業側の負担が増える。
ただでさえ赤字のDeliverooにとって、負担と見られるのも無理はない。創業からの経緯について昨日の記事で紹介した。ぜひチェックしていただきたい。