おはようございます。 音声SNS『Clubhouse』が投げ銭機能を発表しましたね。
なんと言っても、注目ポイントは「手数料ゼロ」。ユーザーが投げ銭した金額が100%、クリエイターのもとに入ることになります。(Stripeへの決済手数料は別)
YouTubeの『スーパーチャット』は約3割の手数料と言われます(種々の要因によって異なる)から、大きな差です。Twitterをはじめとする大手SNSが、どんな動きに出るか注目したいところ。
Shutterstock
スニーカーに特化した中古品マーケットプレイス「StockX」をご存知だろうか。2020年末には評価額28億ドルに達するなど、米国で大注目のスタートアップ企業である。
サービス開始は2016年。主な創業者はNBAチームのオーナーであるダン・ギルバートと、初代CEOのジョシュ・ルーバーの二人だ。
ルーバーは根っからのスニーカー狂。IBMに勤めるかたわら、スニーカーのデータベースサイト「Campless」を運営、マニアの間で評判を獲得していった。
一方のギルバートは、息子がeBayでスニーカー価格をチェックするのを見て新たな着想を得る。株式取引所のようにモノを売買するというアイデアだ。
出資するスタートアップの創業者グレッグ・シュワルツに話すと、アイデアを形にできる人材が必要ということでCamplessを買収。ルーバーが言うには、二人は同じアイデアを全く別々に思いついていた。
こうしてStockXが誕生。翌年には高級時計やハンドバッグ、ストリートウェアへとカテゴリーを広げる。
2019年には1.1億ドルを調達して評価額10億ドルを突破。ルーバーはCEOを退任し、eBay出身のスコット・カトラーと交代した。
2020年のGMV(流通総額)は18億ドルに急増。アクティブ購入者数は前年比90%増と急拡大した。日本を含む米国以外でも成長。年内のIPOも噂されている。
Strainer
アパレル店などを手がける「しまむら」が好調だ。主力業態『ファッションセンターしまむら』を中心に大幅増益を実現。
しまむらは過去数年、業績不調にあえいだ。昨年2月に就任した鈴木誠社長のもと様々な改善策を打ち出し、最成長への復活を目指した。
前年まで不調の背景にあるのが、都市部進出の失敗だ。
しまむらは「3000店舗」を目指して出店を進めてきた。『ファッションセンターしまむら』は1,430店舗(2021年2月)。国内ユニクロが813店舗であることを考えれば、いかに多いかがわかるだろう。
仕入れ販売が中心のしまむらは、SPA(製造小売)のユニクロなどと比べ原価率が高い。販管費を安く抑えて利益を出すモデルなので、家賃の高い都市型店舗は難しい。
このような状況のもと、しまむらはどうやって業績好調へと転換したのか?昨日の記事でご紹介したので、ぜひチェックしていただきたい。
人気K-POPアーティスト「BTS(防弾少年団)」を抱える韓国企業HYBE(旧Big Hit Entertainment)が、米総合メディアグループ「イサカ・ホールディングス」を買収すると発表した。10億5000万ドルで全株式を取得する。
イサカHDはジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデといった世界的な人気歌手が所属する有力事務所を運営する。 買収を通じ、HYBEは所属アーティストの世界進出を進めたい考えだ。
HYBEの創業は2005年。作曲家のバン・シヒョクがJYPエンターテインメントから独立して設立。2020年10月には韓国取引所に上場した。
業績は右肩上がりで成長が続く。2020年度の売上高は前年比35.6%増の7963億ウォン(≒780億円)、営業利益は47.4%増の1455億ウォン(≒140億円)だった。
コロナ禍でコンサート収入がほとんど無くなった一方、アルバムの販売額が前年比3倍の3206億ウォン(≒320億円)に増えた。 物販や広告、ファンクラブなどによる収入も大幅に伸びている。
これまでSource MusicやPledis Entertainmentなど韓国の音楽事務所の株式を取得してきた。今回初めて米事務所を傘下に入れ、世界での存在感も高めていく。バン・シヒョクCEOは 「この提携が生み出す音楽業界の新たなパラダイムに期待してほしい」 とコメントした。
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