おはようございます。 FacebookがVR端末『Oculus』のフィットネスアプリで、Appleのヘルスケアアプリとの協業を検討しているそうです。
両社には緊張関係があります。Facebookの広告収益は、iOS14.5によってマイナス影響が本格化しそう。Facebookの幹部は過去にVR事業でフィットネスは重要領域だと発言。背に腹はかえられぬといった形かもしれません。
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米国のフィンテック企業「Square」が、オーストラリア発の後払いサービス企業「Afterpay」を買収することを発表した。対価は株式によって支払われ、総額290億ドルを見込む。
以前の記事でもご紹介したが、Afterpayは稀に見る急成長を遂げたベンチャー企業だ。
創業者の一人ニック・モルナーは実家がジュエリー店で、10代の頃にジュエリーECを始めた。高単価商材のため、購入に至る割合が低いという課題があった。
そこで考えたのが「後払い」というアイデアだ。コンバージョン率を高める有効な施策であることが判明し、これを事業化。オーストラリア史上最速と言われる成長企業となった。
2018年には米国に進出したが、競争は激しい。重要なのは事業者の開拓だ。Squareは小売業者(=セラー)向けにPOSシステムを提供。個人向け金融アプリ「Cash App」もある。
Squareは近頃、セラー・エコシステムとCash Appの連携強化を今後の方針として掲げてきた。Afterpayを両サービスに統合すれば、二つをより良く結びつけることができる。
Afterpayを利用する消費者は6月30日時点で1,620万人。世界9.8万もの事業者も抱える。Squareにとっては、グローバル展開を強化する打ち手にもつながる。
イー・ガーディアンが好調だ。8月2日に発表された決算で、3Q累計の売上高72.1億円(前年比26%増)、営業利益が13.8億円(同44%増)と大幅増益を果たした。
牽引するのは「ソーシャルサポート」事業。SNSなど様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポートおよび風評調査などを提供する。
ブログ・画像監視で培ったノウハウを横展開、コロナ禍でも成長を続ける動画領域に注力した。導入事例にはUUUMも名を連ね、所属クリエイターが制作した動画のチェックを行っている。
フードデリバリーやキャッシュレス関連も寄与し、同事業の売上高は37.7億円(前年比59%増)と大幅に拡大した。今後も成長市場である「動画」案件の獲得に引き続き注力する方針だ。
サイバーセキュリティ事業にも力を入れる。ジェイピー・セキュア社で国内利用サイト数1位のソフトウェア型WAF、グレスアベイル社で国内初のコンテナ型WAF「GUARDIAX」を拡販。同事業の売上高は前年比72%増の4.7億円となった。
Strainer
巨大テクノロジー企業「Microsoft」の成長が続いている。4〜6月の売上高は462億ドル(前年比21%増)と、この3四半期連続で加速した。
グループ全体を牽引するのはクラウド事業「Azure」だ。AT&Tと組んでのオペレーター向け事業など新たな取り組みも進める。
OS事業では、クラウドPC「Windows 365」も展開。クラウドによってアプリケーションがSaaSへと転換したように、MicrosoftはOSもろともクラウド上に移動させようとしている。
これらの動きから浮かび上がるのは、ビッグテックの中でも独自の地位を築いたMicrosoftの優位性だ。昨日の記事でご紹介したので、ぜひチェックしていただきたい。
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