おはようございます。 映画『スーパーマン』などで監督を務めたリチャード・ドナー氏が91歳で亡くなりました。
映画を観たことがなくても、スーパーマンの正体が「クラーク・ケント」であること、普段は平凡な新聞記者だったことを知っている方が少なくないのではないでしょうか。この作品が「ヒーローもの」に与えた影響は、計り知れません。
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「シドニー空港」はファンド連合から買収提案を受けていると7月5日に発表。提示額は223億AUD(豪ドル)、約1.9兆円にのぼる。
同空港はオーストラリア最大の空港で、現存する商用空港として世界で最も古いものの一つだ。操業開始は1919年で、2年前に100周年を迎えた。
2002年には政府によって民営化。オーストラリア証券取引所の時価総額ランキングでは上位企業の一つだ。
当然であるが、シドニー空港は航空会社ではなく「空港」だ。費用の大半は減価償却費であり、売上に対するEBITDAマージンが極めて高い。
2019年の売上高は16.4億AUD(≒1,400億円)で、航空会社から受け取る空港利用料などが7.4億AUD(≒620億円)を占めた。小売店向けのテナント料なども3.7億AUD(≒315億円)と大きい。
2020年にはパンデミックで乗客数が1,120万人に激減(2019年は4,440万人)。国内が655万人(前期比74%減)、国際線が379万人(同78%減)となった。損益上は赤字に転落したが、営業キャッシュフローはプラスである。
シドニー空港側は提案について精査中だが、「パンデミック前より低い提示額」であることを強調。今の時点で動く必要はないと株主に呼びかけた。
ブラジルのアマゾン川(Shutterstock)
Amazon.comは7月からアンディ・ジャシーが正式に新CEOに就任、創業者ジェフ・ベゾスは退任した。
インターネット産業全体におけるベゾスの功績は言うまでもない。Amazonは時価総額1.7兆ドルを超え、世界で最も成功したテクノロジー企業の一つだ。
JD.comやChewyなど、背中を追って創業したEコマース企業は、多くがAmazonの影響を大きく受けている。「圧倒的」な顧客志向など、薫陶を受けた経営者はネット通販以外でも少なくないはずだ。
しかし、ベゾスによって人生を最も大きく変えられたのは、新CEOのアンディ・ジャシーその人だろう。
1997年にAmazonに入社したとき、ジャシーはビジネススクールを卒業したての「使えない」若手に過ぎなかった。
技術を知らないのでエンジニアからは嫌われ、仕方なくついたのがベゾスの「影」というポジション。ジャシー自身はこの仕事を嫌がったが、CEOと行動を共にする中で仕事人としての力もついた。
その後はAWSのCEOとして、世界に誇れる実績も残した。アンディ・ジャシーはAmazonをどのように経営するのだろうか?今後の動向から目が離せない。
Strainer
6月24日にニューヨーク証券取引所へ上場した「Doximity」。医師向けのLinkedInとも呼ばれる企業だ。
手がけるのは、医療従事者の交流や情報収集、転職活動などを効率化するプラットフォーム。米国に住む医師の実に80%超が登録する、業界では必須のサービスである。
コロナ禍で製薬企業の営業担当者による病院訪問が難しくなる中、Doximityの需要は拡大。2021年度の売上高は前年比78%増の2億ドル、売上継続率(net revenue retention rate)は153%と極めて高い。
日本のエムスリーとも比較されるその事業モデルについて、昨日の記事でご紹介した。是非チェックしていただきたい。
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