おはようございます。 DoorDashが提供する「Storefront」は、飲食店が自らのWebサイトでオンライン注文を受けられるツール。
米国では2020年5月に開始し、日本への進出では、2021年末までStorefrontの手数料を無料(決済手数料は必要)に。彼らは「物流企業」を自称しており、注文アプリにこだわるつもりはなさそうです。
Alzheimer's Association
エーザイとバイオジェンが共同開発し、米FDAから迅速承認を取得したアルツハイマー病の新薬『アデュカヌマブ』。
エーザイの内藤晴夫CEOは会見で「感無量」と思いを述べた。年間売上高が10億ドルを超える「ブロックバスター」になる可能性もあるという。
アルツハイマー病は記憶、思考、行動に支障をきたす脳の病気だ。認知症の主因であり、生涯有病率は65歳の男性では11.6%、女性では21.1%と推計される。
推計によると、米国における2020年の患者数(65歳以上)は610万人。2030年には850万人、2060年には1,380万人に拡大するという。
家族や友人への影響も大きい。アルツハイマー患者の介護は非常に困難になることがあり、介護者に精神的ストレスをもたらすことが少なくない。
米国における高齢者への介護は、約83%が家族や友人によって無償で提供され、提供者の人数は1,100万人にものぼる。金額に換算すると実に2,567億ドル。ウォルマートの年商の約半分にものぼる大きさだ。
Shutterstock
米国トップシェアを誇るフード配達サービス「DoorDash」が、日本市場への進出を正式に発表した。
展開地域に選んだのは宮城県仙台市。アジアへの進出は初めてで、米国以外でのサービス展開はカナダとオーストラリアに続いて3か国目。
DoorDashは創業以来「ローカルビジネスの支援」をミッションに掲げ、それが競争市場を勝ち抜く戦略にもなっている。
2013年にパロアルトで前身となるサービスを開始、他の地域に展開したのは2014年になってから。それも隣接する郊外のサンノゼだった。
競合他社がニューヨークやサンフランシスコといった都市圏で次々展開するのを横目に、あえて郊外地域でサービスを磨く方針を取ったのだ。
郊外は人口が少ない分、収益化のハードルは高い。逆にいうと、ここで収益化できたなら都市圏で高収益を享受する既存プレイヤーを駆逐できうる。このモデルは、かつてKマートを倒したウォルマートの戦いに似ている。
このように米国市場を制したDoorDashが、今度は日本の仙台で事業を始めるのだ。数年後、業界地図がどのように変わっていくか注目したい。
Strainer
カナダ発のスポーツウェアブランド「ルルレモン」が成長している。2021年1〜3月期の売上高は12.3億ドルで、コロナ前の水準も大きく上回った。
今回目立ったのは、実店舗への客足が戻っていること。成長著しいDtoC売上に迫る規模まで回復した。
ルルレモンにとって店舗はコミュニティ形成のハブ。体験的な要素を多く取り入れ、顧客との強固なつながりを築いてきた。
2019年には成長加速に向けた戦略「パワーオブスリー」を発表。デジタル、メンズ、海外売上を大幅に伸ばすとぶち上げた。足元の好調は、この戦略が実を結んだ結果でもある。
直近での具体的な取り組みを昨日の記事でご紹介した。是非チェックしていただきたい。
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