事業内容
ティアグループは、葬儀請負を中心に展開する葬祭事業と、フランチャイズ事業の二つの主要セグメントで構成されています。同社は、直営の「葬儀会館ティア」をはじめ、中部地区、関東地区、関西地区に「葬儀相談サロン」を展開しており、葬儀施行や葬儀付帯業務の提供、アフターフォロー、忌明け法要の請負など、幅広いサービスを提供しています。また、独自の会員制度「ティアの会」を通じて、様々な特典を提供し、団体・企業との業務提携も行っています。連結子会社である株式会社ティアサービスは、湯灌サービスや生花販売などを手がけています。
フランチャイズ事業では、「葬儀会館ティア」の全国展開を目指し、異業種の事業会社に対してフランチャイズ契約を締結。葬儀業界への参入ノウハウの提供、物件開発、開業・営業・運営支援、葬儀付帯品の販売などを行っています。これにより、同社は葬儀業界におけるサービスの質の向上と、新たな事業者の参入支援を行っているのです。
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経営方針
ティアグループは、葬儀サービス業界において、独自の成長戦略を推進しています。同社は、「哀悼と感動のセレモニー」を経営理念に掲げ、顧客から「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を目指しています。このビジョンのもと、同社は葬儀単価の低下や競争激化といった業界の課題に対応するため、明瞭な価格体系の提供、徹底した人材教育、そしてドミナント出店戦略を基本方針としています。
具体的には、同社は名古屋市内に1号店を開設し、その後も中部地区を中心にドミナント出店を行い、関東地区や関西地区への進出も果たしています。2023年9月末現在、直営89店舗、フランチャイズ64店舗の合計153店舗を展開しており、会員数は49万人を超え、年間葬儀施行件数は20,600件を超えるまでに業容を拡大しています。
中長期ビジョンとしては、会館数260店舗体制の実現を目指し、新規出店の継続や営業力の強化、さらには中核エリアでのシェア向上に注力しています。また、葬儀付帯業務の内製化拡大やM&Aによる事業拡大、人材確保・育成と次世代基幹システムの構築にも取り組んでいます。
これらの戦略を通じて、ティアグループは葬儀業界におけるサービスの質の向上と、新たな事業者の参入支援を行いながら、社会インフラとしての役割を果たし、企業価値の向上を目指しています。