グローバルキッズCOMPANY【6189】 スタンダード(内国株式)

保育所等の運営を通じて子どもたちを育成する「子育て支援事業」、具体的には認可保育所、独立認定保育所、認定こども園、小規模保育、学童クラブ・児童館の運営。

グローバルキッズCOMPANY【6189】 スタンダード(内国株式)

保育所等の運営を通じて子どもたちを育成する「子育て支援事業」、具体的には認可保育所、独立認定保育所、認定こども園、小規模保育、学童クラブ・児童館の運営。

事業内容

グローバルキッズCOMPANYグループは、子会社の経営管理、保育所等の運営、管理業務・保育施設運営周辺サービスを主な事業内容としています。同社グループは、株式会社グローバルキッズ、株式会社おはようキッズ、株式会社GKSの3社から構成され、子育て支援事業を通じて次世代を担う子どもたちの育成に注力しています。この事業は、同社グループの単一セグメントとなっております。

同社グループは、首都圏を中心に、自治体から認可等を受けた保育施設177施設及び学童クラブ・児童館11施設の計188施設を運営しています。保育施設には、認可保育所、独立認定保育所、認定こども園、小規模保育が含まれ、各施設は国や自治体からの支援を受けて運営されています。また、学童クラブは、保護者が労働等で家庭にいない子どもたちに対し、授業終了後の適切な遊びや生活の場を提供し、健全な育成を図る施設として運営されています。

さらに、児童館は、地域の児童に健全な遊びを提供し、健康の増進や情操の豊かさを目的とする児童福祉施設として、自治体からの運営費により運営されています。これらの施設を通じて、グローバルキッズCOMPANYグループは、子どもたちの健全な成長と発達を支援し、地域社会に貢献しています。

経営方針

グローバルキッズCOMPANYグループは、子どもたちの未来を支えることを企業理念に掲げ、2030年までに職員、保護者、地域から最も信頼される存在になることを目指しています。このビジョンの実現に向けて、同社は中期経営計画(2024)を策定し、保育サービスの質の向上、利用者の利便性の向上、教育コンテンツの提供を重点テーマとして掲げています。

社会背景として、女性の社会進出の促進や共働き世帯の増加に伴い、保育サービスへの需要が高まっています。しかし、量的な需要が一定の踊り場に達する中で、同社は「選ばれる園」を目指し、保育の質の向上に注力しています。具体的には、新規開設とM&Aによる規模拡大、新規事業による保育事業との売上シナジーの発現、ICTの戦略的活用による生産性の向上などを通じて、事業の拡大と機能拡充を図っています。

また、同社は財務健全性を堅持しつつ、成長投資と株主還元を両立させる方針を掲げています。2024年9月期には売上高310億円、EBITDA21億円を目標としており、2023年9月期の進捗状況を踏まえ、収支改善に向けた取り組みを進めています。

さらに、同社は保育の質の維持・向上、人材育成力の強化、採用力の強化を通じた人材の確保、戦略的な地域展開、効率的な事業運営の推進、安定的な資金調達の確保と財務基盤の強化、事業の拡大と安定化を優先的に対処すべき課題として取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、グローバルキッズCOMPANYグループは、保育サービスの質の向上と事業の持続的な成長を目指しています。