任天堂は6日、有機ELディスプレイを搭載した新型『Nintendo Switch（有機ELモデル）』を発表。10月8日より希望小売価格37,980円（税込）にて発売する。

従来型の『Nintendo Switch』は同じく32,978円、廉価版の『Nintendo Switch Lite』は21,978円。有機ELモデルはさらにハイエンド版という位置付けで、「お客さまの好みとライフスタイルに合ったモデルをご選択いただける」とする。

有機ELディスプレイは、ピクセル一つ一つの有機EL素子が自ら発光することで画像を表示する。深い黒色を表現できることが特長とされている。

画面の縁がスリムになり、『Nintendo Switch』とほぼ同じ本体サイズながら7.0インチのディスプレイを搭載する（従来型は6.2インチ、『Lite』は5.5インチ）。

『Nintendo Switch』は2017年3月に発売。リリースから4年が経過したが、人気に衰えは見えない。メルカリを見ると、開封済みでも定価以上で売られていることが少なくない。

値崩れしない背景には、リリース以来続く「品薄」の影響もある。昨今は半導体不足により、ソニー（PS5）やMicrosoft（Xbox）の新型端末も需要が供給を上回り続けている。

Nintendo Switchシリーズは今年3月末時点で累計8,100万台以上を販売（セルスルー）。FY21にも2,883万台（セルイン）にのぼった。

ティーンエイジャーに人気のゲーミングプラットフォームとして知られる「Roblox」が7月6日、ソニーミュージックとの提携を発表した。

リリースの中で、Robloxは「より多くのアーティストをRobloxのメタバースに引き込む」と表現。コミュニティ内で革新的な音楽体験を実現し、アーティストに新たな収益機会を提供する。

過去にはラッパー「リル・ナズ・X」とのコラボレーションが成功。2020年11月にバーチャルイベントを開催し、3,600万人以上が視聴した。こうしたイベントは新曲発表も含み、新たなユーザーを集める効果も期待できる。

Roblox側は「ソニーミュージックはメタバースが音楽業界に持ちうる巨大な事業機会を理解している（意訳）」とコメント。「今は表層をただ引っ掻いているに過ぎない」と、今後のアップサイドの大きさをアピールした。

RobloxのDAU（1日あたりのアクティブユーザー数）は5月時点で4,300万人（前年比28%増）。パンデミックによる追い風は一巡し、4月の4,330万人から低下した。

ユーザー基盤拡大のため、足元では海外ユーザーの獲得や年齢層の多様化に注力している。「13歳を上回る世代」のDAUは2021年1〜3月期に前年比111％拡大した。

先月末にNASDAQへ上場したウルグアイ企業「dLocal」。上場初日から株価は40%上昇し、時価総額は140億ドルを超える。

手がけるのは、新興市場向けに商品を販売するための決済プラットフォーム。AmazonやSpotify、Nike、DiDiなど名だたるグローバル企業が顧客に並ぶ。

2020年度の総決済高（TPV）は20.7億ドルで、創業以来の年平均成長率は97％。これだけの成長角度でありながら、営業利益率は29.7%と高収益を誇る。

dLocalはいかにして大企業を顧客に取り込んでいるのだろうか。独自の拡大戦略について、昨日の記事でご紹介した。是非チェックしていただきたい。

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