おはようございます。 今回ご紹介するプレミアムウォーターHD、その好調っぷりには驚かされました。
2019年度には契約件数で19万件の純増。国内では圧倒的1位で、2位の会社は2.5万件。業界全体でも純増できているのは5社だけだったといいます。
規模の差が広がるにつれ、コスト面での優位性も享受していくことに。今後、ウォーターサーバー市場の寡占化がさらに進むかもしれません。
Shutterstock
ウォーターサーバーの販売を手がけるプレミアムウォーターHDが好調だ。2021年3月期の売上高は前年比24%増の563億円、営業利益が136%増の43.9億円となった。
コロナ禍は宅配水需要にポジティブな影響を与えた。「天然水が定期的に自宅まで配達される」「災害に備えた備蓄水」として認知度が高まっている。
保有契約件数は2020年3月に100万件の大台を突破。2021年3月末時点では122万件にのぼる。
主な集客方法はショッピングセンターなどでの「デモンストレーション販売」だったが、緊急事態宣言による休業という逆風もあった。
新たな営業チャネルの開拓に加え、電話のテレマーケティングやWebによる営業も推進。利用ごとにポイントがたまり、限定ECサイトで特別価格で購入できるといった継続率を高める仕組みにも注力する。
プレミアムウォーターの水源は、日本全国に5つある。サーバーやペットボトルの開発から製造、品質管理からアフターサービスに至るまで、製販一体型のモデルが強みだ。営業人員は全国に約1,000名。
ウォーターサーバーの国内世帯普及率は7%程度。事情は違うが米国は約50%、韓国も推定60%以上と大きい。伸び代の大きな市場で「一強」とも言われる地位を確立したことをアピールする。
AT&T
米通信大手のAT&Tは5月17日、傘下のメディア事業「WarnerMedia」をDiscoveryと統合させ、独立企業を作ることを発表した。
AT&Tは2018年にTime Warner(当時)を買収。巨大な収益基盤とリーチ力を活かしてメディア帝国を作るという野心は、わずか三年で白紙に戻される。
1〜3月期におけるWarnerMediaの売上は85億ドル。HBO全体の購読者数は6,392万人。2020年に開始した有料配信『HBO Max』は4,063万人に伸びたが、『Disney+』の急成長には及ばない。
Netflixは巣ごもりの反動で成長が鈍化しているものの、2億人を超える有料会員がいる。営業利益率は27%に達し、動画配信単体では最も収益力が大きくなった。
動画配信サービスは、明確に「規模の経済」が働くジャンルだ。Discoveryは欧州の『Eurosport』など、米国外にも強みを持つ。購読者数は1,500万人程度で、統合によって8,000万人近い顧客基盤を有することになる。
新会社では引き続き、動画配信事業の拡大を目指す。2023年には売上高およそ520億ドル、調整後EBITDAで140億ドルの収益を見込む。今回の動きは、バイアコムやコムキャストといった他のメディア企業にも影響を与えるかもしれない。
Strainer
フィンテック企業「Marqeta」が近くナスダックに上場する。企業向けにクレジット/デビットカードの発行を支援、そのためのAPIを提供する企業だ。
創業は2010年。2013年にはFacebookとの協業プロジェクトを立ち上げたが頓挫した。現在の主力事業は2014年より開始し、爆発的な成長を実現してきた。
驚くのは、2021年1〜3月期における売上高の73%が「Square」一社によるものという点だ。Squareは決済端末を提供するほか、個人向けの金融アプリ「Cash App」でも成長する米企業。
大口顧客への依存は懸念だが、Marqetaは今後注目すべき企業の一つ。今後の打開策を含め昨日の記事でご紹介した。ぜひチェックしていただきたい。
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