おはようございます。 インドネシア最大のスタートアップGojekとTokopediaが統合、「GoTo」グループを組成することを発表しました。
合計の総取引額は2020年に220億ドル超え。評価額は合わせて180億ドルにのぼるといいます。
月間アクティブユーザー数は1億人超。インドネシアGDPの2%相当をすでに掴み、年内にNYSEとジャカルタの複数上場を目指します。
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先日、話題になったビル・ゲイツ氏とメリンダ氏の離婚報道に余波が起きている。
一つは、ゲイツ氏がMicrosoftの女性従業員と「不適切な関係」を持っていたとするもの。Wall Streeet Journalによると、会社は2019年の後半から調査に乗り出し、役員としてふさわしくないと判断するに至った。
2020年3月にはゲイツ氏がMicrosoftおよびバークシャー・ハサウェイの取締役会を退任することを発表。目的は「慈善活動に注力するため」と説明されていた。
ゲイツ氏側の報道担当者は「およそ20年前に関係があったが、友好的に終わった」とコメント。取締役会からの退任は、この件とは無関係だという。
もう一つの問題は、ゲイツ氏が児童売春で有罪とされたジェフリー・エプスタインと親交があったという点だ。2019年に「慈善事業」目的で会ったといい、この件についても後悔しているという。
退任時のブログ投稿で、ゲイツ氏は「退任するからといって、Microsoftと遠ざかるわけではない。Microsoftは今後も自分のライフワークとして重要な位置を占め、(現CEOの)サティアとの関係性も続く」と表明していた。
電動スクーターの代表的ベンチャー「Bird」がSPACによる買収を通じて近く株式を上場する。買収時の評価額は23億ドル。
2019年に報道された25億ドル評価と比べると低い水準だ。2020年の売上高は9,500万ドル(前年比37%減)、調整後EBITDAは1.8億ドルのマイナスだった。
パンデミック拡大でBirdの利用者数は急減したが、足元では急激に回復。3月末までの4週間における週次取扱高の成長率は81%。金額は400万ドルを超えたという。
3月末時点での取扱高は2019年の同時期と比べて2.6倍。COVID-19は「好ましい」転換をももたらし、市場機会(TAM)は8,000億ドルにものぼるという。
取り組みは電動スクーターに限らない。電動バイクのシェアリングにも展開予定で、移動距離の拡張により小売とシェアリングで200億ドルずつTAM拡大が見込めるとする。
アピールするのは収益性だ。2020年の後半、展開する市場の75%では乗車あたりの損益がプラスだった。2020年には車両あたりの乗車数が1.3回/日に落ち込んだが、2023年には2019年とほぼ同水準の2.4回/日に回復を見込む。
成長の源泉は「車両数の拡大」で、2020年の3.8万台から2023年には19.8万台に増やす。売上高は8.97億ドル、調整後EBITDAは1.44億ドルに拡大する計画だ。
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コロナ禍はネット通販市場を大きく加速したが、それは地球の裏側でも同じだ。南米のEC最大手「MercadoLibre」の業績が拡大している。
2021年1〜3月期のGMV(流通総額)は前年比77%増の61億ドル。直近ではパナソニックが出品を始めるなど、日本企業との関わりも見えてきた。
フィンテック事業も手がける。2021年1〜3月期、モバイルウォレットのアクティブユーザーは1400万人にのぼった。自社マーケットプレイス以外でも利用が伸び、エコシステムの拡大が続く。
2020年のEC売上成長率は南アメリカが首位だった。成長市場でMercadoLibreはどのような戦略を展開しているのか、先日の記事でご紹介した。是非チェックしていただきたい。
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