事業内容
セグエグループは、ITソリューション事業を中心に展開しており、主に「ソリューションプロダクト事業」と「ソリューションサービス事業」の2つの事業セグメントに分かれています。これらの事業は、ITインフラやネットワークセキュリティ製品の設計、販売、構築、運用、保守サービスを一貫して提供する体制を整えています。
ソリューションプロダクト事業では、セキュリティ製品やITインフラ製品の輸入・販売を行っています。具体的には、Firewall/VPN、UTM、次世代Firewall、WAF、マルウェア対策などのセキュリティソリューションを提供しています。また、Wi-Fi、ルータ、LANスイッチ、サーバ、ストレージなどのITインフラ製品も取り扱っています。
さらに、セグエグループは自社開発のソフトウェア製品も提供しています。代表的な製品には、テレワークソリューション「RevoWorks」シリーズや、視覚的にわかりやすい認証ソリューション「WisePoint」シリーズがあります。これらの製品は、セキュリティと業務効率の向上を目指しています。
ソリューションサービス事業では、ITシステムの設計・構築サービスを提供しています。エンドユーザーの要件に合致するシステムを設計し、構築するサービスを販売パートナーを通じて提供しています。また、PBXやIP電話の構築サービスも得意としています。
サポートサービスとしては、保守・メンテナンスサービスやヘルプデスクサービスを提供しています。これにより、提供した製品の安定した運用や障害の早期解決を支援しています。これらのサービスは、ストック型ビジネスとして継続的な収益が見込まれます。
セキュリティサービスでは、リスクアセスメント、監視分析、セキュリティ診断、従業員教育、インシデント対応などをワンストップで提供しています。また、独自技術のサンドボックスを用いた「RevoWorks クラウド」も提供しています。
情報システム支援サービスでは、ITシステム全般のコンサルティングやノンコア業務のアウトソーシングを行っています。これにより、企業の情報システム業務をトータルで支援する「Kaetec」サービスを提供しています。
その他のサービスとして、ITインフラ分野を中心としたエンジニアサービスや、システムの運用・監視サービスを提供しています。これらのサービスもストック型ビジネスとして位置付けられています。
経営方針
セグエグループは、IT技術を駆使して価値を創造し、顧客と共に成長し続けることを理念としています。中期経営計画「Segue300」では、2026年までに売上高260億円、営業利益18億円、純利益10.5億円を目指しています。さらに、M&Aを含むチャレンジ目標として、売上高300億円、営業利益20億円、純利益11.7億円を掲げ、事業成長に注力しています。
同社は、IT業界の急速な技術進化とトレンド変化に対応し、特にセキュリティ分野に注力しています。AIやデジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、セキュリティ対策の需要が高まる中、最新技術を活用したセキュリティ製品とサービスの開発を進めています。これにより、売上拡大と利益率向上を図っています。
人材の確保と育成も重要な課題と認識しており、積極的な採用と教育研修制度の充実を図っています。また、M&Aや業務提携を通じて事業ポートフォリオの最適化を進め、グループ全体のシナジー効果を高める体制を整備しています。内部統制の強化も進め、持続的な成長を支える基盤を構築しています。