事業内容
株式会社セレスは、複数の事業セグメントを持ち、多岐にわたるサービスを展開しています。セレスグループは、株式会社ゆめみ、株式会社マーキュリー、株式会社バッカスなどの連結子会社と、ビットバンク株式会社という持分法適用関連会社で構成されています。
セレスの事業は大きく「モバイルサービス事業」と「フィナンシャルサービス事業」に分かれています。モバイルサービス事業には、ポイントサイト「モッピー」やアフィリエイトプログラム「AD.TRACK」を含む「ポイント」、化粧品や健康食品の企画・製造・販売を行う「D2C」、企業のDX化支援を行う「DX」が含まれます。
「ポイント」セグメントでは、モッピーを中心に、広告主と利用者を結ぶプラットフォームを提供しています。ユーザーは広告を利用することでポイントを獲得し、それを現金や電子マネーに交換できます。セレスは、広告収入を基にポイントを付与し、ユーザーのアクティブ化を図っています。
「D2C」セグメントでは、株式会社ディアナと株式会社バッカスが化粧品や健康食品の企画・製造・販売を行っています。また、株式会社サルースはオンライン診療サイト「エニピル」を運営し、医療機関との連携でピルのオンライン診療サービスを提供しています。
「DX」セグメントでは、株式会社ゆめみが法人向けのデジタルメディアやWebサービスの立ち上げ支援を行っています。大手飲食店チェーンや小売店向けの開発実績があり、継続的な関与率の高さが特徴です。
フィナンシャルサービス事業には、ブロックチェーン関連、オンラインファクタリングサービス、投資育成事業が含まれます。ブロックチェーン関連では、株式会社マーキュリーが暗号資産販売所「CoinTrade」を運営し、ステーキングやレンディングサービスも提供しています。
オンラインファクタリングサービスでは、「labol(ラボル)」がフリーランス向けに請求書の買い取りサービスを提供し、迅速な資金調達を可能にしています。また、「labol(ラボル)カード払い」はカード決済を希望する事業者と非加盟店をつなぐサービスを展開しています。
投資育成事業では、成長分野に関連するベンチャー企業への投資を通じて、企業価値向上による投資リターンを目指しています。市場動向を考慮しながら、株式等の売却を判断しています。
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経営方針
株式会社セレスは、2021年12月に策定した「中期経営計画2026」に基づき、インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現することを目指しています。この計画では、ポイント経済圏とブロックチェーンを活用した「トークンエコノミー」の創造を掲げ、社会経済活動の活性化を図るプラットフォームの構築を中長期的な経営方針としています。
セレスは、モバイルサービス事業とフィナンシャルサービス事業の2つの主要セグメントを持ち、それぞれで成長戦略を推進しています。モバイルサービス事業では、ポイントサイト「モッピー」を中心に、アフィリエイトプログラムやD2Cとの連携を強化し、ポイント経済圏の確立を目指しています。また、DX支援を通じて企業のデジタル化を促進し、利益率の向上を図っています。
フィナンシャルサービス事業では、暗号資産交換業者であるマーキュリーとビットバンクを中核に、Web3.0時代におけるブロックチェーン領域でのNo.1企業を目指しています。マーキュリーでは、暗号資産の取扱銘柄の増加や新サービスの開発を進め、ビットバンクでは大手金融機関との連携を強化し、デジタル資産の管理型信託業への参入を目指しています。
セレスは、ESGやSDGsへの取り組みも積極的に行っています。脱炭素社会の実現に向けたカーボンニュートラルの推進や、SDGs寄付プラットフォームの開設など、持続可能な社会の実現に貢献する活動を展開しています。また、コーポレート・ガバナンス体制の強化を図り、持続的な企業価値の向上を目指しています。
中期経営計画2026では、2026年度の売上高を4,000億円、経常利益を1,000億円とする数値目標を掲げています。これに向けて、各事業セグメントでの戦略を推進し、企業価値の向上と持続的な成長を目指しています。