きちりホールディングス【3082】 スタンダード(内国株式)

飲食店経営を核とし、デリバリーサービス、プラットフォームシェアリング事業、フランチャイズ事業を展開。代表的な業態に「Casual Dining KICHIRI」「新日本様式」「いしがまやハンバーグ」「VEGEGO」「オムライス」等。

きちりホールディングス【3082】 スタンダード(内国株式)

飲食店経営を核とし、デリバリーサービス、プラットフォームシェアリング事業、フランチャイズ事業を展開。代表的な業態に「Casual Dining KICHIRI」「新日本様式」「いしがまやハンバーグ」「VEGEGO」「オムライス」等。

事業内容

きちりホールディングス及びその連結子会社5社は、飲食店の経営及びこれに付随する業務を主たる業務としています。同社グループの報告セグメントは「飲食事業」のみで、料理の提供だけでなく、手作り感のある料理と徹底したおもてなしにより、付加価値を提供しています。低価格競争には参入せず、高品質な料理とサービスで顧客に納得感を提供しており、デリバリーサービスも手がけています。

同社グループが展開する代表的な業態には、「Casual Dining KICHIRI」、「新日本様式」、「いしがまやハンバーグ」、「VEGEGO」、「オムライス」などがあり、それぞれ異なるコンセプトと店舗数を持っています。また、「その他」のカテゴリーには、多様な飲食店舗が42店舗含まれています。

プラットフォームシェアリング事業では、外食企業運営基盤を活用し、地方創生や様々な分野の企業とのコラボレーションを通じて新たな顧客価値を提供しています。この事業では、ふるさと納税寄付に関する業務も受託しており、返礼品事業者への対応やプロモーションに関するサービスを提供しています。

フランチャイズ事業では、「いしがまやハンバーグ」の営業権を付与し、企画・開発・運営ノウハウを提供しています。これにより、加盟店のニーズに合わせたバックアップを行い、全国への店舗展開の加速とブランド認知度およびブランドイメージの向上を図っています。

経営方針

きちりホールディングスは、外食産業における新たなスタンダードの創造を目指し、その成長戦略を推進しています。同社は、「大好きがいっぱい」の企業理念のもと、ドミナント構築による規模拡大と、サービス・商品・空間全てにこだわる店舗運営を行っています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響から回復傾向にある外食需要の中で、原材料費や人手不足によるコスト増加などの厳しい経営環境に直面しています。

この環境下で、きちりホールディングスは、自社ブランドでの店舗展開のほか、プラットフォームシェアリング事業やフランチャイズ事業の拡大を通じて外食産業の新しい価値を創出しています。特に、プラットフォームシェアリング事業では、外食企業運営基盤を活用し、地方創生や様々な分野の企業とのコラボレーションを通じて新たな顧客価値を提供しており、フランチャイズ事業では、「いしがまやハンバーグ」の営業権を付与し、企画・開発・運営ノウハウを提供しています。

同社は、競合優位性の確立と人材確保・教育にも注力しています。多様な業態を保有し、トレンドを的確に捉える高い業態開発力と、企業理念を体現する従業員による独自のおもてなしで差別化を図っています。また、優秀な人材の継続的確保と育成に向け、中途採用と新卒採用を積極的に行い、フラットな組織体系を通じて風通しの良い職場環境を構築しています。

これらの戦略を通じて、きちりホールディングスは外食産業における新たなスタンダードの創造を目指し、持続可能な成長を追求しています。