事業内容
スバル興業は、主に三つの事業セグメントを展開しています。それは、道路関連事業、レジャー事業、不動産事業です。これらの事業は、スバル興業とその子会社16社によって運営されています。
道路関連事業では、スバル興業は高速道路事業者や官公庁から道路維持管理業務、道路土木工事、道路清掃業務を受注しています。また、子会社である名古屋道路サービスやトーハイクリーンなどがこれらの業務を一部請け負っています。さらに、スバル興業は太陽光発電事業も行っており、子会社テス東北が設備の設置工事や保守点検を担当しています。
レジャー事業においては、スバル興業は飲食事業とマリーナ事業を展開しています。飲食事業では、東京ハイウエイやハイウエイ開発に売店商品の販売を行い、子会社スバルラインサポートが飲食店の運営管理を担当しています。マリーナ事業では、浦安マリーナの管理運営を行っています。
不動産事業では、スバル興業は吉祥寺スバルビルなどの不動産を賃貸しています。子会社ビルメン総業は、これらの賃貸ビルの保守管理や清掃業務を行っています。また、盛岡での駐車場運営も行っており、ビルメン総業から賃借した土地を利用しています。
経営方針
スバル興業は、持続可能な社会の実現を目指し、2022年に「中期経営戦略2022-2025 TRY!2025」を策定しました。この戦略では、過去最高の売上高と営業利益の更新を目指し、環境に配慮した事業の推進や人材の充実、新しい働き方の推進を掲げています。また、実効性の高いガバナンス体制の強化も重視しています。
道路関連事業では、老朽化対策や保全業務の受注拡大を目指し、土木技術者の増強に取り組んでいます。外国人や女性技術者の採用を積極的に行い、社内教育の充実を図ることで、働きやすい環境を整備しています。また、協力会社との連携を深め、体制の強化を進めています。
レジャー事業では、飲食事業とマリーナ事業の両方で収益性の向上を図っています。飲食事業では、新商品の導入やテイクアウトメニューの拡充を進め、マリーナ事業では、観光船の運航やレンタルボートサービスの拡充を図っています。これにより、施設利用者数の増加を目指しています。
不動産事業では、所有物件の計画的な点検や修繕工事を実施し、安全性の高い施設運営を行っています。また、将来性や収益の安定性を考慮した不動産戦略に基づき、新規不動産の取得を検討しています。これにより、長期的な収益の安定を図っています。
スバル興業は、2025年1月期の中期目標として、売上高300億円、営業利益45億円を掲げ、これを上回る成果を達成しました。次年度以降は「中期経営計画2028」を策定し、売上高340億円、営業利益55億円を目指しています。環境に配慮した事業の推進を通じて、持続可能な社会づくりに貢献していく方針です。