鈴与シンワート【9360】 スタンダード(内国株式)

ソフトウェア開発、ITインフラ構築、物流サービスなど、幅広いICTソリューションを提供。

鈴与シンワート【9360】 スタンダード(内国株式)

ソフトウェア開発、ITインフラ構築、物流サービスなど、幅広いICTソリューションを提供。

事業内容

鈴与シンワートは、情報サービス事業と物流事業の二つの主要なセグメントを持つ企業です。情報サービス事業では、ソフトウェアの設計、開発、保守運用などの受託開発を中心に、データセンターやクラウドサービス、パッケージソフトウェアの導入、業務システムの開発、アウトソーシング、物流ITコンサルティングなど、幅広いICTソリューションを提供しています。また、人事ITコンサルティングサービスも行っており、人事給与や会計を中心としたパッケージの導入やBPOサービスを提供しています。

物流事業では、鈴与シンワ物流株式会社を中心に、輸出入貨物の取扱い、倉庫での貨物保管や荷役、港湾での貨物取扱い、セメントや小麦粉輸送を主体とする陸運事業などを展開しています。これにより、貨物の保管から輸送に至るまでの業務を一貫して提供する体制を整えています。

鈴与シンワートは、これらの事業を通じて、顧客の多様なニーズに応えるサービスを提供しており、情報技術と物流の融合による総合的なソリューションを展開しています。

経営方針

鈴与シンワートは、情報サービス事業と物流事業を二つの柱として、企業価値の向上と持続的な成長を目指しています。同社は、社会貢献を目標に掲げ、事業拡大と収益力強化を中心とした中期計画を推進しています。特に、情報サービス事業では、新型コロナウイルス感染拡大の影響とデジタルトランスフォーメーション(DX)への意欲の高まりを背景に、ITサービスへの需要が継続的に拡大している状況に対応しています。

2025年の中期経営計画では、「徹底した現場力の向上による収益構造の改革」を経営ビジョンとして掲げ、受注・売上の拡大、収益性の改善、そして「人財力」の強化に注力しています。また、IT人材の獲得競争の激化や物価上昇への対応として、人的資本投資を強化し、従業員の幸福を追求するウェルビーイング経営にも取り組んでいます。

物流事業においては、業務のデジタル化を進め、収益力の確保と向上を目指しています。また、社員の働きやすさを追求し、人財の確保と育成に注力しています。倉庫、港運、陸運の各事業活動では、顧客深耕による売上拡大や品質向上、リスクアセスメント推進による事故トラブルの未然防止など、様々な取り組みを実行しています。

鈴与シンワートは、お客様の事業への貢献を通じて社会課題に取り組み、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。これらの取り組みを通じて、同社は事業の成長性と収益性を重視し、売上高、営業利益、経常利益を経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標としています。