IMAGICA GROUP【6879】 プライム(内国株式)

映像コンテンツ事業では劇場映画、ドラマ、アニメーションの企画制作、映像制作サービス事業では撮影から編集、流通までの映像技術サービス、映像システム事業では放送映像システムや医用画像システムの開発・販売を手がける。

IMAGICA GROUP【6879】 プライム(内国株式)

映像コンテンツ事業では劇場映画、ドラマ、アニメーションの企画制作、映像制作サービス事業では撮影から編集、流通までの映像技術サービス、映像システム事業では放送映像システムや医用画像システムの開発・販売を手がける。

事業内容

IMAGICA GROUPは、映像コンテンツ事業、映像制作サービス事業、映像システム事業の3つのセグメントで構成されています。映像コンテンツ事業では、劇場映画、ドラマ番組、アニメーション作品、Web関連映像の企画制作、テレビCMやインターネット広告制作、出版事業、ミュージックビデオ制作、メタバースでの音楽ライブなど、映像を軸にした空間の総合プロデュースを手がけています。主な会社としては、㈱ロボット、㈱オー・エル・エム、㈱オー・エル・エム・デジタル、㈱オー・エル・エム・ベンチャーズ、㈱ピクス、㈱主婦の友インフォス、㈱IMAGICA EEXなどがあります。

映像制作サービス事業では、撮影、中継、番組・CM・PR等の映像・音声編集、デジタル合成、VFX・CG制作、デジタルシネマ、ローカライズ、ディストリビューションなど、撮影から中継、編集、流通までワンストップでグローバルに対応する映像技術サービスを提供しています。また、ゲームの3DCG制作やデバッグ、人材サービスも行っています。このセグメントには、㈱IMAGICAエンタテインメントメディアサービス、IMGI USA Inc.、Pixelogic Holdings LLC、PPC Creative Limited、㈱IMAGICA Lab.、㈱コスモ・スペース、㈱イマジカデジタルスケープなどが含まれます。

映像システム事業では、放送映像システム、ハイスピードカメラ、医用画像システム、光学計測など、映像・画像に関わる最先端のハードウェア及びソフトウェアの開発・製造・輸入・販売・保守サービス、映像・画像処理LSIの開発・販売、スポーツライブ中継・配信等を行っています。主要な会社には、㈱フォトロン、フォトロン M&E ソリューションズ㈱、PHOTRON USA, INC.、PHOTRON EUROPE LIMITED、アイチップス・テクノロジー㈱、㈱IPモーション、㈱フォトニックラティス、㈱イマジカ・ライヴなどがあります。

経営方針

IMAGICA GROUPは、映像コンテンツ、映像制作サービス、映像システムの3つのセグメントを核とする事業展開を行っています。同社は、技術革新の速度と新型コロナウイルス感染症の流行による社会環境の変化に対応し、中期経営計画「G-EST2025」を策定しました。この計画では、2025年度の売上高1,000億円、のれん等償却前営業利益率8%の実現を目指しています。

「G-EST2025」は、4つの基本戦略と3つの戦略的施策(DXによる経営改革、技術開発力の強化、人材の確保・活性化)、そしてSDGsへの取り組みに基づいています。2022年度には、国内外の動画配信事業者向けE2Eサービスが好調に推移し、売上高941億円、のれん等償却前営業利益57億円(利益率6.1%)と中期経営計画を上回る結果を達成しました。

同社は、高収益体質のグループを実現するために、収益力の向上を重要課題と捉え、戦略方針を見直しました。具体的には、グローバルE2E事業、ライブエンタテインメント事業、映像システム事業、ゲーム関連事業の拡大、そして変革事業の5つの基本戦略を設定し、それぞれの領域で成長と収益性の向上を目指しています。

例えば、グローバルE2E事業では、成長急拡大から安定成長に移行し、収益性を高めることを目標に掲げています。また、ゲーム関連事業では、M&Aによる拡大を含め、2025年度に売上高150億円、のれん等償却前営業利益率10%を目指しています。

IMAGICA GROUPは、これらの戦略を通じて、変化する市場環境の中での成長機会を捉え、持続可能な成長を目指しています。