事業内容
インテグラルは、主にPE(プライベート・エクイティ)投資ファンド事業を展開しています。この事業では、未公開企業への投資を目的としたファンドを組成し、運用しています。インテグラルは、GP(ジェネラル・パートナー)としてファンドの運用を行い、管理報酬を得るとともに、投資先企業への経営支援を提供し、企業価値を高めることを目指しています。
インテグラルは、PE投資に加えて、不動産やインフラなど他のアセットクラスへの投資も行っています。2024年11月からは不動産投資ファンド事業を開始し、2025年1月には「インテグラル・リアルエステート・ファンド1号」のファーストクロージングを行いました。これにより、運用資産残高(AUM)の拡大を目指しています。
インテグラルのPE投資ファンド事業は、日本の中堅企業を主なターゲットとしています。これらの企業は、資金ニーズや経営ノウハウの支援を必要とすることが多く、インテグラルはそのニーズに応えるための専門性と実績を持っています。また、プリンシパル投資とファンド投資を組み合わせたハイブリッド投資を行い、長期的なコミットメントを示しています。
インテグラルは、投資先企業に対して常駐型のハンズオンによる経営支援を提供しています。投資プロフェッショナルを派遣し、企業の経営に直接参画することで、企業価値の向上を図ります。この手法は「i-Engine」と呼ばれ、投資先企業の課題解決に貢献しています。
インテグラルは、幅広い投資機会に対応する力を持っています。事業承継や再成長、企業再生、カーブアウト、MBO、セカンダリーバイアウト、PIPEsなど、多様な投資ニーズに応えることができます。また、自己資金を用いたブリッジ・ファイナンス「i-Bridge」を活用し、迅速な投資実行を可能にしています。
インテグラルの収益は、管理報酬や経営支援料、キャリードインタレスト、プリンシパル投資による収益から成り立っています。管理報酬はファンドの運用に対する対価であり、キャリードインタレストはファンドのリターンの一部を受け取るものです。プリンシパル投資による収益は、自己資金を用いた投資から得られるものです。
経営方針
インテグラルは、日本国内の上場企業や未公開企業を対象にPE投資ファンドを運用しています。中長期の成長戦略として、2024年11月から不動産投資ファンド事業を開始し、マルチアセット化を推進しています。この新たな事業は、持続可能な社会を目指し、社会と地域に寄り添った投資活動を行うことを理念としています。
インテグラルの経営理念は「Trusted Investor=信頼できる資本家」として、日本型企業改革を推進することです。資本家と経営者が強い信頼関係を築き、共通の目標に向かって協力することで、企業の発展を支援します。特に、グローバル競争や人口構造の変化など、厳しい経営環境においても、信頼関係を基盤に企業価値の向上を追求しています。
インテグラルは、PE投資ファンド事業において、自己資金を活用したハイブリッド投資を行い、多様な収益機会を持つビジネスモデルを確立しています。運用資産残高(AUM)の中長期的な拡大を目指し、収益成長率の向上とキャリードインタレストの最大化を図っています。これにより、持続的な収益成長を実現しています。
インテグラルは、良質なポートフォリオの構築を重視し、中堅企業にフォーカスした投資戦略を展開しています。独自のネットワークを活用し、ソーシングの多様化を図り、豊富な投資形態で案件数を増やしています。また、2024年5月には5号ファンドシリーズを2,500億円で組成し、運用資産の拡大を目指しています。
インテグラルは、投資先企業に対して、常駐型の経営支援を提供する「i-Engine」を通じて、企業価値の向上を図っています。中堅企業の経営管理機能の充足と改善を支援し、ファンドパフォーマンスの向上に努めています。これにより、投資先企業の持続的な成長をサポートしています。
インテグラルは、人的資本の強化を重視し、「One Teamで英知を結集する」というコンセプトのもと、人材育成に取り組んでいます。「インテグラル道場」や「i-Source」などのプログラムを通じて、プロフェッショナル人材の育成と定着化を図り、投資事業のボトルネックを解消しています。