小田原エンジニアリング【6149】 スタンダード(内国株式)

巻線機事業ではモーター用巻線設備を、送風機・住設関連事業では小型送風機や防水照明器具を製造・販売。

小田原エンジニアリング【6149】 スタンダード(内国株式)

巻線機事業ではモーター用巻線設備を、送風機・住設関連事業では小型送風機や防水照明器具を製造・販売。

事業内容

小田原エンジニアリングは、巻線設備の開発、設計・製造、販売を主な事業としています。この事業は、家電製品、自動車、産業・医療機器、OA/AV機器、通信分野向けにモーター用巻線設備やボビンコイル用巻線設備を提供しています。これらの製品は顧客の要望に応じてカスタマイズされ、世界各国に販売されています。

巻線機事業においては、小田原エンジニアリングをはじめ、株式会社小田原オートメーション長岡、Odawara Automation Inc.、Odawara Automation Deutschland GmbH、小田原機械工程(広州)有限公司、楽耀電機貿易(深圳)有限公司が主要な関係会社として活動しています。

また、小田原エンジニアリングは送風機・住設関連事業も展開しています。この事業では、室内空調機器の送風用ファンや工作機械の冷却用ファンなど、小型送風機を製造・販売しています。さらに、浴室用の防水照明器具や住宅・ビル換気関連製品も手がけています。

送風機・住設関連事業においては、ローヤル電機株式会社、ローヤルテクノ株式会社、楽揚電機(香港)有限公司、楽揚電機(深圳)有限公司が主要な関係会社として活動しています。これらの会社は、幅広い分野で使用される製品を提供し、顧客のニーズに応えています。

経営方針

小田原エンジニアリングは、2024年から2026年にかけての中期経営計画を策定し、2026年には売上高180億円、営業利益18億円を目指しています。この計画の中で、同社は巻線機事業と送風機・住設関連事業の2つの主要セグメントにおいて、競争力の強化と市場拡大を図っています。

巻線機事業では、特にxEVの駆動モーターや発電機用巻線システムの技術開発に注力し、競争力を高めることを目指しています。マーケティングの強化や製品の高速化、品質管理体制の構築を通じて、受注拡大を図ります。また、地域別戦略を設定し、中国や北米市場での販売・サービス体制を強化しています。

送風機・住設関連事業では、軸流ファンの差別化やクロスファンの生産体制見直しを進め、付加価値の向上を図ります。さらに、マーケティングの強化や新市場向け製品開発を推進し、住宅用空調装置との組み合わせ製品の拡販を目指しています。

小田原エンジニアリングは、競争激化する市場での事業競争力を高めるため、設備投資や研究開発投資を重視し、持続的成長を目指しています。これにより、顧客満足度の向上と新市場の開拓を進め、企業の優位性をさらに高めることを目指しています。