セキュア【4264】 グロース(内国株式)

入退室管理システム「SECURE AC」、監視カメラシステム「SECURE VS」、画像解析サービス「SECURE Analytics」を提供し、AI技術を活用したセキュリティソリューションを展開。

セキュア【4264】 グロース(内国株式)

入退室管理システム「SECURE AC」、監視カメラシステム「SECURE VS」、画像解析サービス「SECURE Analytics」を提供し、AI技術を活用したセキュリティソリューションを展開。

事業内容

セキュアは、入退室管理システムや監視カメラシステムを中心に、セキュリティシステムの構築を行っています。2010年から本格的に事業を展開し、セキュリティの最適化を通じて事業を拡大してきました。セキュリティの重要性が増す中、同社は企業の多様なニーズに応えるため、システムの運用強化を進めています。

セキュアは、主に「SECURE AC」「SECURE VS」「SECURE Analytics」の3つのサービスを提供しています。「SECURE AC」は入退室管理システムで、オンプレミス型とクラウド型の両方を提供し、AIを活用した顔認証や指紋認証を可能にしています。「SECURE VS」は監視カメラシステムで、幅広い製品群を揃え、AIを活用した検知・通知プラットフォームを提供しています。

「SECURE Analytics」は画像解析サービスで、AIを活用して施設の入退場者数や混雑状況を解析します。これにより、顧客の多様なニーズに応じたソリューションを提供し、セキュリティ以外の分野にも応用が可能です。セキュアは、これらのサービスを通じて、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援しています。

セキュアは、研究開発にも力を入れており、「Security System Lab」と「SECURE AI STORE LAB2.0」という2つのラボを運営しています。これらのラボでは、AI技術と物理セキュリティを組み合わせたシステムの研究開発を行い、最適化されたセキュリティシステムを提供しています。また、韓国に設立した「SECURE KOREA, Inc.」では、新たなサービスの開発を進めています。

セキュアは、AI顔認証技術を最適化し、物理セキュリティシステムに実装することで、より高い付加価値のあるセキュリティシステムを提供しています。これにより、2024年12月末時点で9,933件の導入実績を持ち、入退室管理用途の顔認証シェアは2023年見込みで50.2%に達しています。

セキュアは、販売パートナーとの連携を強化し、幅広い業種の販売パートナーを通じて代理販売を展開しています。これにより、迅速かつ広範な需要の発掘と提案機会の拡大を実現し、効率的かつ強力な営業基盤を維持・拡大しています。今後も、販売パートナーの発掘・深耕を積極的に展開していく方針です。

特集記事

経営方針

セキュアは、「AI×セキュリティで新しい価値を創る」をビジョンに掲げ、AI技術を活用したセキュリティソリューションを提供しています。特に、入退室管理システムや監視カメラシステムにAIを組み合わせ、安心安全な空間をデータ化し、スマートな社会の実現を目指しています。

同社は、オフィスや商業施設、工場を対象に「SECURE AC」「SECURE VS」「SECURE Analytics」の3つのサービスを展開しています。これらのサービスは、企業のニーズに応じたデバイスとソフトウェアを組み合わせ、ワンストップで提供されるセキュリティソリューションです。

セキュアは、販売パートナーの拡大を通じて顧客接点を増やし、AI技術の実装力を強化することで、商品機能の拡充を図っています。また、SaaS系サービスの強化により収益力を向上させ、新たな事業領域として無人決済店舗「AI STORE LAB」の事業化や海外展開を推進しています。

同社は、売上高成長率や営業利益、売上総利益率を経営目標の達成指標とし、システム導入件数の増加を通じて収益拡大を目指しています。特に、入退室管理システムと監視カメラシステムの導入件数を増やすことで、将来の収益拡大を見込んでいます。

セキュリティ市場は成長を続けており、特に監視カメラと入退室管理の分野は大きな成長が期待されています。セキュアは、AIを活用した高付加価値な監視カメラの提供を通じて、無人店舗やスマートシティなどの新たな市場での成長を見込んでいます。

同社は、AI技術と物理セキュリティを組み合わせたシステムの研究開発を進めています。特に、ディープラーニングを活用した画像解析技術の革新に注力し、クラウド型サービスの強化を図っています。これにより、より高度なセキュリティニーズに応えることを目指しています。

セキュアは、優れたデバイスの調達や販売パートナーの開拓を通じて、競争優位性のあるシステムを提供しています。また、既存の技術基盤を活かし、新たな市場への横展開を図ることで、さらなる成長を目指しています。

同社は、内部管理体制の強化や人材育成にも注力しています。特に、AI技術やセキュリティに関する専門知識を持つ人材の育成を進め、戦力として活躍できる人材の確保を目指しています。これにより、持続的な成長を支える体制を構築しています。