網屋【4258】 グロース(内国株式)

サイバーセキュリティ製品やサービスを開発・販売するセキュリティプロバイダで、データセキュリティとネットワークセキュリティの二大事業を展開。

網屋【4258】 グロース(内国株式)

サイバーセキュリティ製品やサービスを開発・販売するセキュリティプロバイダで、データセキュリティとネットワークセキュリティの二大事業を展開。

事業内容

網屋は、サイバーセキュリティ製品やサービスを自社で開発し、製造・販売するセキュリティの総合プロバイダです。サイバー攻撃の脅威が増す中、特に中堅・中小企業向けに高水準のセキュリティを提供することを目指しています。

網屋の事業は大きく「データセキュリティ」と「ネットワークセキュリティ」の2つのセグメントに分かれています。「データセキュリティ」には、セキュリティプロダクト事業、セキュリティサービス事業、セキュリティ教育事業が含まれます。

セキュリティプロダクト事業では、ALogシリーズを提供し、ログデータを集めて内部不正防止やサイバー攻撃の自動検知に活用します。特許技術により、ログの自動変換を行い、分析作業を簡素化します。

セキュリティサービス事業では、「セキュサポ」を提供し、サイバー攻撃や内部不正の監視、脆弱性診断、セキュリティ相談窓口などを月額固定料金で提供します。これにより、セキュリティ人材不足の課題を解決します。

セキュリティ教育事業では、セキュリティエンジニアの育成を行い、企業が自らセキュリティ対策を行える環境を整備します。イスラエルの「サイバージムジャパン」と提携し、トレーニング事業を展開しています。

「ネットワークセキュリティ」には、クラウドネットワーク事業とインテグレーション事業があります。クラウドネットワーク事業では、企業内のICTインフラをクラウドから運用代行するサービスを提供しています。

「Network All Cloud」サービスでは、リモートでネットワークを構築・運用し、ゼロトラストネットワークに対応しています。これにより、安全で安定したネットワーク環境を提供します。

インテグレーション事業では、オーダーメイドの企業LAN/WANネットワークを提供し、医療機関関連の実績が多いことが特徴です。オフィスのサーバ・ネットワーク構築やテレワーク用のリモートツールを設計・構築します。

経営方針

網屋は、サイバーセキュリティの総合プロバイダとして、顧客のセキュリティ課題を包括的に解決することを目指しています。独自の技術力を活かし、セキュリティの自動化を推進し、社会に貢献することを経営方針としています。

同社は中期経営計画において、既存事業の成長と事業規模の拡大を目指しています。売上高や営業利益、売上高成長率を重要な指標とし、リカーリングモデルを基盤に年間定期収益(ARR)の向上を図っています。

サイバー攻撃の脅威が増す中、網屋はデータセキュリティとネットワークセキュリティの2つのセグメントで事業を展開しています。データセキュリティでは、ログ管理製品「ALog Cloud」の販売を強化し、サブスクリプションモデルへの移行を進めています。

ネットワークセキュリティ事業では、テレワーク用VPNや無線LANサービスの販売を強化し、運用代行サービスの需要に応える体制を整えています。ゼロトラストネットワーク対応の強化も進め、安全で安定したネットワーク環境を提供しています。

網屋は人材採用と育成、研究開発、内部管理体制の強化を優先課題とし、持続的な成長を目指しています。特に、セキュリティ人材の育成やAI技術の活用を進め、競争力を高める方針です。