事業内容
ヤプリは、「デジタルを簡単に、社会を便利に」というミッションのもと、ノーコードでネイティブアプリを開発・運用できるクラウド型のアプリ運営プラットフォーム「Yappli」を提供しています。このプラットフォームは、アプリ開発技術がなくても利用可能で、企業が自社のアプリを簡単に作成し、運用することを支援します。
ヤプリの事業は、アプリ運営プラットフォーム事業の単一セグメントで構成されています。具体的なサービスとしては、「Yappli」と「Yappli CRM」があり、これらはノーコードでありながら、スクラッチ開発に見劣りしない50種類以上の機能を搭載しています。代表的な機能には、管理画面、フリーレイアウト、分析機能、プッシュ配信機能などがあります。
ヤプリの収益は、主に「初期制作収入」と「月額利用料」から成り立っています。初期制作収入は、導入時の初期制作サポートの対価として受領し、月額利用料は、YappliおよびYappli CRMの利用料と保守運営料として毎月受領します。料金はプランやアプリの内容によって異なり、初期制作収入で数百万円、月額利用料のベース利用料金は30万円からとなっています。
ヤプリのプラットフォームは、顧客企業から高く評価されており、2024年12月末時点で契約アプリ数は893に達しました。平均月額利用料は442千円で、2024年12月期のプラットフォーム売上は約4.49億円に達しました。プロフェッショナルサービス売上は約1.02億円で、売上高の18.6%を占めています。
ヤプリの強みは、ノーコードでのスピード開発、機能やデザインの自在な更新、顧客属性やエリア情報に基づくプッシュ配信機能、ユーザーのアプリ活用状況のデータ分析、クラウドでの進化、サクセス支援などです。これにより、企業はアプリ開発の課題を解決し、効率的に運用することが可能です。
ヤプリは、CX(Customer Experience)領域とEX(Employee Experience)領域の2つに注力しています。CX領域では、アパレル、生活雑貨、小売、飲食、食品業界における顧客体験の向上を目指し、EX領域では、人材業界や製造業、メーカー、労働組合などでの従業員体験の向上を支援しています。これにより、企業の成長と効率化をサポートしています。
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経営方針
ヤプリは、「デジタルを簡単に、社会を便利に」というミッションを掲げ、ノーコードでネイティブアプリを開発・運用できるクラウド型プラットフォーム「Yappli」を提供しています。このプラットフォームは、アプリ開発技術がなくても利用可能で、企業が自社のアプリを簡単に作成し、運用することを支援します。
ヤプリの成長戦略は、主に3つの柱から成り立っています。まず、コア製品である「Yappli」のシェア拡大を目指し、特に小売業界でのブランドの販売促進や消費者ロイヤリティ向上を支援します。また、企業の理念浸透や従業員体験の向上を図る「Yappli UNITE」も強化しています。
次に、成長製品「Yappli CRM」の強化を進めています。2021年にローンチされたこのノーコード顧客管理システムは、アプリと連携し、ポイントカードや電子マネーの管理機能を提供します。2025年度には「Yappli UNITE」を通じて、さらなる拡大を目指しています。
さらに、ヤプリは新規事業の模索にも注力しています。顧客の課題解決の幅を広げるため、新製品や新サービスの開発を進め、M&Aを通じてプロダクト拡張や顧客基盤の拡充を図ります。これにより、未開拓市場への進出を目指しています。
ヤプリは、CX(Customer Experience)領域とEX(Employee Experience)領域の2つに注力しています。CX領域では、アパレルや小売業界での顧客体験向上を目指し、EX領域では人材業界や製造業での従業員体験向上を支援しています。これにより、企業の成長と効率化をサポートしています。