事業内容
ファンペップは、医薬品の研究開発を主な事業とする企業であり、株式会社ファンペップとその子会社である株式会社ファンペップヘルスケアから構成されています。同社は、医薬品の研究開発に特化した単一の事業セグメントを持ち、特に機能性ペプチドの研究開発に注力しています。
ファンペップは、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果を基に、機能性ペプチドの研究開発を進めています。機能性ペプチドは、医薬品、化粧品、食品などの幅広い分野で実用化されており、同社はこれを医薬品分野での実用化を目指しています。具体的には、抗体誘導ペプチドの創薬プラットフォーム技術「STEP UP」を活用し、新規医薬品の開発を進めています。
同社の主な開発品には、皮膚潰瘍治療薬「SR-0379」や、抗体誘導ペプチド「FPP003」「FPP004X」「FPP005」などがあります。これらの製品は、特定の疾患に対する治療効果を持ち、医療財政問題の解決に貢献することを目指しています。また、ファンペップは、製薬会社との提携を通じて、研究開発の早期段階から商業化までのプロセスを進めています。
特集記事
経営方針
ファンペップは、独自のペプチド技術を活用し、社会課題の解決を目指す企業です。同社は「ペプチドで元気を世界へ」というビジョンのもと、心身の健康を促進する製品開発を推進しています。特に、機能性ペプチドを基盤とした創薬活動に注力し、医薬品の研究開発を中心に事業を展開しています。
同社の成長戦略は、機能性ペプチドを基礎とする技術領域を強化し、製薬会社との提携を通じて研究開発を進めることにあります。大阪大学発のバイオベンチャーとして、大学の研究成果を製薬会社に橋渡しする役割を担い、技術シーズのインキュベーションを行っています。これにより、開発品の価値向上を図り、最終的な商業化を目指しています。
ファンペップは、研究開発の早期段階から製薬会社との提携を構築し、財務リスクを低減しつつ研究開発を進める方針です。将来的には、開発品が上市された際に得られるロイヤリティー収入を通じて、利益拡大を実現する計画です。また、研究開発パイプラインの充実を図り、新規開発品や研究テーマを拡充することで、持続的な成長を目指しています。
同社は、研究開発資金の調達にも注力しており、製薬会社との提携や資本市場からの資金調達を通じて、必要な資金を確保しています。さらに、研究開発部門の人材拡充を進め、効率的な内部統制を構築することで、組織の強化を図っています。これらの取り組みにより、ファンペップは医薬品業界における重要な役割を果たし続けることを目指しています。