小林製薬【4967】 プライム(内国株式)

小林製薬は、医薬品や口腔衛生品、芳香・消臭剤、雑貨品、食品などのヘルスケア製品を国内外で展開する企業。

小林製薬【4967】 プライム(内国株式)

小林製薬は、医薬品や口腔衛生品、芳香・消臭剤、雑貨品、食品などのヘルスケア製品を国内外で展開する企業。

事業内容

小林製薬は、国内事業と国際事業を中心に展開しています。国内事業では、医薬品や日用品の製造・販売を行っており、国際事業では、海外市場への製品供給を行っています。小林製薬グループは、40社の子会社を持ち、幅広い事業を展開しています。

小林製薬のヘルスケアセグメントでは、医薬品や口腔衛生品を提供しています。代表的な製品には、アンメルツ、アイボン、のどぬ~る、命の母、ナイシトールなどがあります。これらの製品は、国内外の関連会社を通じて販売されています。

日用品セグメントでは、芳香・消臭剤や雑貨品、食品を取り扱っています。サワデー、無香空間、ブルーレット、消臭元、キムコ、トイレその後にといった製品が人気です。これらは、国内外の関連会社を通じて市場に供給されています。

小林製薬は、米国と中国に統括会社を持ち、各地域での事業展開をサポートしています。米国ではKobayashi Healthcare International, Inc.、中国では小林製薬(中国)有限公司がそれぞれの地域を統括しています。

その他の事業として、資産管理、運送業、合成樹脂容器の製造販売、不動産管理、広告企画制作、販促用品製作、販売促進・市場調査、小売業、薬局の経営、清掃業などを行っています。これらの事業は、関連会社を通じて運営されています。

特集記事

経営方針

小林製薬は、紅麹関連製品の問題を受けて、信頼回復と再発防止に注力しています。2023年2月に発表した中期経営計画を取り下げ、新たな経営方針を策定中です。経営環境は不透明で、原材料価格の高騰や地政学リスクが影響しています。

同社は、健康被害を受けた顧客への補償を進めるとともに、再発防止策を策定しました。品質・安全の意識改革、コーポレート・ガバナンスの改革、新しい小林製薬の創造を3本柱とし、品質保証体制の強化や取締役会の刷新を進めています。

中長期の成長に向けて、構造改革と成長回帰を目指しています。ポートフォリオマネジメント経営を推進し、SKU数の最適化や広告効率の改善を図ります。また、不採算事業の見直しを行い、品質・安全投資のリソースを拡充します。

新製品開発では、品質と機能にこだわり、顧客に長く愛される製品を目指します。海外事業は成長の柱とし、成長国を見極めた投資を行います。新規事業準備室を設け、新たな事業領域を開拓します。これらの取り組みで、3年後には利益水準を回復させる計画です。