トビラシステムズ【4441】 スタンダード(内国株式)

迷惑情報フィルタ事業を中心に、スマートフォン向けの「トビラフォン」や法人向け「トビラフォンBiz」、クラウド型「トビラフォン Cloud」などを提供する企業。

トビラシステムズ【4441】 スタンダード(内国株式)

迷惑情報フィルタ事業を中心に、スマートフォン向けの「トビラフォン」や法人向け「トビラフォンBiz」、クラウド型「トビラフォン Cloud」などを提供する企業。

事業内容

トビラシステムズは、主に「迷惑情報フィルタ事業」を展開しています。この事業は、特殊詐欺やフィッシング詐欺といった社会問題の解決を目指し、迷惑電話や詐欺電話を防止するための技術を提供しています。トビラシステムズは、独自の機械学習技術を活用し、迷惑電話番号を特定し、リストを日々更新しています。

トビラシステムズの「迷惑情報フィルタ事業」は、モバイル向け、固定電話向け、ビジネスフォン向けの3つのサービスに分かれています。モバイル向けサービスでは、主要な通信キャリアと提携し、迷惑電話フィルタアプリを提供しています。固定電話向けサービスでは、IP電話向けの迷惑情報フィルタを提供し、ビジネスフォン向けには「トビラフォンBiz」や「トビラフォン Cloud」を展開しています。

トビラシステムズは、迷惑情報フィルタ事業に注力する方針を掲げており、その他の事業としてはシステムの受託開発を行っていますが、積極的な展開は行わない方針です。また、広告コンテンツをブロックするアプリ「280blocker」を提供していた企業を吸収合併し、Web広告対策もカバーしています。

特集記事

経営方針

トビラシステムズは、「私たちの生活 私たちの世界を よりよい未来につなぐトビラになる」という理念のもと、革新的なテクノロジーを活用して社会的課題を解決することを目指しています。この理念に基づき、ITテクノロジーを活用した新たな事業の創出と展開を進め、持続的な成長を図っています。

同社は「中期経営計画2028」を策定し、2025年から2028年までの4年間で収益基盤の拡大と資本収益性の確保を目指しています。具体的な目標として、2028年までに売上高6,000百万円、当期純利益1,100百万円、ROE22.0%以上を掲げています。

トビラシステムズは、5つの重点施策を推進しています。まず、「トビラフォン Cloud」の販売を加速し、直販や代理店販売、総合セキュリティアプリ販売を通じて収益拡大を図ります。また、「トビラフォンBiz」の販売も強化し、既存チャネルの拡大と新規チャネルの開拓を進めます。

さらに、通信キャリア向け販売の拡充を図り、特殊詐欺やフィッシング詐欺の抑止を目指します。新規事業の創出にも注力し、既存市場への新規プロダクト投入やアライアンスの拡大、M&Aを通じて新たな価値を提供します。

同社は、メンバーの成長と新たな人材の採用を重視しています。社内制度の充実や積極的な採用活動を通じて、事業の成長スピードを加速させるための基盤を整えています。これにより、組織全体の成長を促進しています。