トライアイズ【4840】 グロース(内国株式)

建設コンサルタント事業、ファッションブランド事業、投資事業を展開し、ダム関連の施工管理や革製品の製造・販売、ハワイでの不動産投資を手がける。

トライアイズ【4840】 グロース(内国株式)

建設コンサルタント事業、ファッションブランド事業、投資事業を展開し、ダム関連の施工管理や革製品の製造・販売、ハワイでの不動産投資を手がける。

事業内容

トライアイズは、複数の事業セグメントを持つ企業グループです。主な事業セグメントには、建設コンサルタント事業、ファッションブランド事業、投資事業があります。これらの事業は、トライアイズとその子会社によって運営されています。

建設コンサルタント事業は、株式会社クレアリアが担当しています。この事業では、ダムを中心とする河川の水関連分野において、国や地方公共団体に対する企画、調査、分析、試験、計画、施工管理などの支援を行っています。

ファッションブランド事業は、濱野皮革工藝株式会社が主に手がけています。この事業では、婦人服やハンドバッグなどの革製品の企画、製造、卸売、インターネット販売を行っています。また、ライセンス事業はトライアイズとその海外拠点である拓莉司国際有限公司が担当しています。

投資事業は、TRIIS INTERNATIONAL AMERICA INC.が米国内での不動産・証券投資を行っています。特にハワイでの不動産投資に注力しており、観光業の回復に伴い、投資成績は順調です。今後は沖縄を中心にリゾート関連事業への投資を進める方針です。

経営方針

トライアイズは、企業価値の向上を目指し、3つの『I』—洞察力(Insight)、誠実(Integrity)、革新(Innovation)—を企業理念に掲げています。これに基づき、物事の本質を見抜く力を磨き、誠実な態度で新しいことに挑戦する姿勢を持ち続けています。

同社の経営方針は、顧客本位の技術革新と想像力を重視し、社会・環境に責任を持ちながら経済的成功を追求することです。また、従業員に安全で快適な労働環境を提供し、全てのステークホルダーと良好な関係を築くことを目指しています。

トライアイズは、2023年度後半から不動産投資事業を重点事業と位置付け、事業再構築を進めています。特に高い投資収益率が期待できるこの分野で、健全性の回復を図っています。2024年度には宅建業免許を取得し、地方創生を軸に地域経済の活性化に貢献する方針です。

経営環境の変化に対応するため、トライアイズはPDCAサイクルを導入し、特にガバナンスの強化に注力しています。新規事業ポートフォリオの取得やSDGsへの取り組み、人材の確保と人的資本の充実を優先課題とし、透明性のある体制を築くことを目指しています。

特に、国内の不動産投資に注力し、沖縄を中心に観光資源を活用した事業展開を進めています。これにより、国策としてのインバウンド政策や地方創生政策に寄り添い、経営資源を国内投資へとシフトしています。