トーセ【4728】 スタンダード(内国株式)

デジタルエンタテインメント事業では、ゲームの企画・開発・運営受託、その他事業ではSI事業や新規事業展開を手がける。

トーセ【4728】 スタンダード(内国株式)

デジタルエンタテインメント事業では、ゲームの企画・開発・運営受託、その他事業ではSI事業や新規事業展開を手がける。

事業内容

トーセ株式会社とそのグループ企業は、デジタルエンタテインメント事業を中心に展開しています。このグループは、トーセ株式会社と連結子会社3社、関連会社1社から構成されており、ゲームソフトやモバイルコンテンツの企画、開発、運営などの受託業務を主な事業内容としています。

デジタルエンタテインメント事業において、トーセ株式会社は日本においてゲームを中心とするデジタルコンテンツの企画・開発・運営などの受託業務を行っています。また、グループ企業である東星軟件(杭州)有限公司は中国において、TOSE PHILIPPINES, INC.はフィリピンにおいて、それぞれゲームやモバイルコンテンツの開発を担当しています。

さらに、その他事業として、トーセ株式会社はSI事業などの新規事業にも取り組んでおり、株式会社フォネックス・コミュニケーションズを通じてゲーム以外のコンテンツ事業や新規事業の創出にも力を入れています。

これらの事業を通じて、トーセグループはデジタルエンタテインメント分野での幅広いサービスを提供し、国内外で事業を展開しています。

経営方針

トーセ株式会社は、デジタルエンタテインメント事業を核として、継続的な成長を目指しています。同社の経営理念は「永遠に続く会社づくり」であり、社会に対してより良い製品とサービスを提供し、健全で豊かな社会の実現に寄与することを使命としています。この使命を達成するため、同社は高い開発品質を軸に、人々の生活の質(QOL)向上と社会の幸福度増加に貢献しています。

経営指標としては、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、およびROE(自己資本利益率)を重視し、収益力と資本効率の向上に努めています。事業環境においては、家庭用ゲーム機の新機種への期待の高まりや、マルチプラットフォーム展開の進展などにより、ゲームソフト開発需要が堅調に推移していることを背景に、中長期的な企業価値と資本効率の向上を目指しています。

具体的な成長戦略として、2023年8月期から新規に大規模な開発案件を複数立ち上げ、2024年8月期にはこれらの開発を着実に進行させる計画です。また、VRゲーム機向けのソフト開発や、ゲームユーザー層以外をターゲットとしたゲームアプリの開発にも注力しています。さらに、ヘルスケアや教育関連のシステム開発を進め、事業の再拡大を図っています。

中期的な課題としては、開発人財の増強、開発技術の継続的な成長・発展、開発プロセスの効率化・省力化、取引価格の引き上げ、新規事業へのアプローチ、およびグローバル案件の取り込み推進を挙げています。これらの課題に取り組むことで、トーセ株式会社は中長期的な企業価値と資本効率の向上を目指しています。