川口化学工業【4361】 スタンダード(内国株式)

ゴム薬品や樹脂薬品、中間体などの化学工業薬品の製造販売を行う化学工業薬品事業と不動産賃貸事業を展開。

川口化学工業【4361】 スタンダード(内国株式)

ゴム薬品や樹脂薬品、中間体などの化学工業薬品の製造販売を行う化学工業薬品事業と不動産賃貸事業を展開。

事業内容

川口化学工業は、化学工業薬品事業と不動産賃貸事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。化学工業薬品事業では、ゴム薬品、樹脂薬品、中間体、その他の関連工業薬品の製造販売を行っています。

ゴム薬品の分野では、加硫促進剤、加硫剤、老化防止剤、加工助剤、しゃく解剤などを提供しています。これらの製品は、ゴムの製造過程で重要な役割を果たし、製品の品質や耐久性を向上させます。

樹脂薬品では、酸化防止剤や重合防止剤・調整剤を取り扱っています。これらの薬品は、樹脂の劣化を防ぎ、製品の長寿命化に寄与します。中間体分野では、染料・顔料中間体や医薬・農薬中間体を提供しています。

その他の化学品には、機能性化学品、潤滑油添加剤、防錆剤、金属除去剤、その他工業薬品が含まれます。これらの製品は、さまざまな産業で使用され、特定の機能を付加する役割を担っています。

不動産賃貸事業では、川口化学工業は不動産の賃貸を行っています。この事業は、安定した収益源として会社の財務基盤を支えています。

経営方針

川口化学工業は、持続的な成長を目指し、5ヶ年中期経営計画「ACCEL2026」を推進しています。この計画は、新製品開発、市場拡大、環境負荷の低減、経営資源の最大活用、システム効率化の5つの戦略を柱としています。これにより、収益の改善と企業体質の強化を図り、変化する経営環境に迅速に対応することを目指しています。

同社は、特に新製品開発と市場拡大に注力しています。生産能力の増強を目的に、既存のマルチプラントを改修し、2025年6月の稼働を予定しています。これにより、新規ビジネスの早期立ち上げを図り、投資効果の早期実現を目指しています。また、地政学的リスクに対応するため、柔軟な供給体制の確保とリスク管理の強化を進めています。

経営資源の最大活用においては、人材を重要視し、従業員のモチベーション向上を図るため、教育や福利厚生の充実を進めています。さらに、シニア世代の活躍の場を広げるため、定年延長を進め、組織の活性化を図っています。これにより、企業価値の向上と社会貢献を実現し、SDGsを視野に入れた事業活動を推進しています。