事業内容
ノムラシステムコーポレーションは、ドイツに本社を持つSAP SE社の製品を中心に、ERPソリューション事業を展開しています。この事業は、企業の財務会計、販売、物流、購買、生産、人事などの基幹業務を統合するERP用パッケージソフトウェアの導入と運用支援を行うコンサルティングサービスを提供しています。
同社は、SAPジャパン株式会社とのサービス・パートナー契約を結び、デモライセンスを取得しています。これにより、社内でSAPの教育や研修を行う環境を整備し、SAP認定コンサルタント資格の取得を推進しています。これにより、より付加価値の高いサービスを提供することを目指しています。
ノムラシステムコーポレーションは、他社との差別化を図るため、オリジナルソリューションテンプレートの開発に注力しています。特に「Jet-One」は、SAPジャパンのALL in-Oneソリューションの認定を受けており、人事分野での強みを持っています。また、資産除去債務ソリューションテンプレート「Zex-One」なども開発しています。
同社は、SAP PartnerEdgeチャネル契約VARを締結しており、SAP ERPの導入・保守サービスに加え、ライセンス販売も行っています。これにより、人事分野での元請け案件を受注し、案件を積み重ねています。ノムラシステムコーポレーションは、単一のERPソリューション事業セグメントで事業を展開しています。
ノムラシステムコーポレーションの提供するサービスには、FIS(ファンクション インプリメント サービス)があります。このサービスは、プライムベンダーであるパートナー企業に対し、顧客要件分析や新機能の作り込みなど、SAP ERPのコンサルティングサービスを提供しています。
経営方針
ノムラシステムコーポレーションは、成長戦略としてSAPジャパン株式会社の製品を中心にITコンサルティングを展開しています。最新のIT知識と技術を活用し、顧客企業の経営課題を解決するためのコンサルティングサービスを提供しています。特に、クラウドやPMOなどの新たなサービスを導入し、顧客企業の企業価値向上を目指しています。
同社は、従業員が最新のIT技術を習得するための環境整備を進めています。これにより、SAPジャパンの新製品開発の動向を注視し、常に最新の技術を提供できる体制を整えています。また、コンサルティングサービスの領域を広げ、受注規模の拡大を図ることで、企業価値の向上を目指しています。
ノムラシステムコーポレーションは、特に人材の確保と育成を重視しています。SAP製品の高品質な導入やクラウド、AI、データサイエンスなどの最先端技術の習得が不可欠であり、これを支えるためにコンサルタントの研修を充実させています。また、多言語対応可能な人材の採用強化も進めています。
収益基盤の拡充も重要な課題として認識されています。国内外の最新IT技術を迅速に取り入れ、クラウドやデータサイエンス、RPAなどの新サービスを導入することで、収益基盤を強化しています。これにより、顧客の要望に迅速に応える体制を整えています。
さらに、テンプレート開発を通じて供給力の向上を図っています。個人の知識や経験を組織的な知的財産とし、プロジェクトノウハウの共有と継承を進めることで、組織力を強化しています。これにより、開発力の向上を目指しています。