オロは、クラウドソリューション事業とマーケティングソリューション事業の二つの主要な事業セグメントを持っています。クラウドソリューション事業では、企業の業務効率化や生産性向上を支援するために、クラウドERPパッケージ「ZAC」や「Reforma PSA」の開発・販売を行っています。これらの製品は、企業の販売、購買、勤怠、経費などの業務処理を効率化し、経営判断を支援します。

「ZAC」は、パラメータ設計を採用しており、多様な業種に対応可能な機能を提供します。ユーザー企業は自社のニーズに合わせてパラメータを選択・調整することで、業務に適合したシステムを構築できます。「Reforma PSA」は、従業員50名未満の企業向けに提供され、標準の講習のみで導入可能な製品です。これにより、小規模企業でも手軽に業務効率化を図ることができます。

マーケティングソリューション事業では、デジタルマーケティングのノウハウを活かし、企業のマーケティング業務の効率化や新たなデジタル体験の提供を支援しています。具体的には、エリアマーケティング、デジタル広告運用、ウェブ制作・開発などを通じて、企業と顧客の新しい関係性を創出します。また、東南アジアや中国の子会社を活用し、海外進出支援やインバウンド集客支援にも力を入れています。

オロの強みは、企業の内側を強化するソリューションと外側を強化するソリューションの両方を提供できる点にあります。これにより、企業のデジタルシフトをトータルに支援し、デジタルトランスフォーメーションを推進する企業にとって重要なパートナーとなっています。

オロは、成長戦略として「テクノロジー×クリエイティビティ」を掲げ、技術志向の企業として世界での活躍を目指しています。クラウドソリューション事業とマーケティングソリューション事業を通じて、顧客企業の発展を支え、企業価値の向上を図っています。特に、クラウドERP「ZAC」のSaaS型契約への移行により、中長期的な収益力の強化を見込んでいます。

オロは、持続的な成長と持続可能な社会の実現を目指し、「事業」「人材」「環境」の3つの重要課題に取り組んでいます。事業面では、社会課題の解決を目指し、人材面では採用・育成・定着を強化し、ダイバーシティを推進しています。環境面では、温室効果ガス排出量の削減に努めています。

クラウドソリューション事業では、国内外の市場拡大を目指し、特に2026年の海外販売開始に向けた準備を進めています。ベトナムを進出候補地とし、テストマーケティングを予定しています。マーケティングソリューション事業では、営業体制の強化と人材育成を進め、エグゼキューションカンパニーとしての認知を高めることを目指しています。

オロは、技術革新やグローバル化に対応するため、人材確保や先端技術の活用を重視しています。AIなどの最新技術を取り入れ、競争力を維持・強化するための投資を積極的に行っています。これにより、企業価値の向上と持続的成長を実現しようとしています。