ラック【3857】 スタンダード(内国株式)

セキュリティソリューションサービス事業では、セキュリティコンサルティング、診断、運用監視、製品販売、保守サービスを、システムインテグレーションサービス事業では、システム開発、ハードウェア・ソフトウェア販売、IT保守、ソリューションサービスを提供。

ラック【3857】 スタンダード(内国株式)

セキュリティソリューションサービス事業では、セキュリティコンサルティング、診断、運用監視、製品販売、保守サービスを、システムインテグレーションサービス事業では、システム開発、ハードウェア・ソフトウェア販売、IT保守、ソリューションサービスを提供。

事業内容

ラックとそのグループ企業は、セキュリティソリューションサービス(SSS事業)とシステムインテグレーションサービス(SIS事業)の2つの主要な事業セグメントを展開しています。

SSS事業では、情報セキュリティ対策の計画立案からリスク評価、規程類の策定・導入・運用管理、セキュリティ監査までの一貫したサービスを提供しています。また、緊急対応サービスや情報流出・漏えいの可能性評価サービス、教育サービスも手がけています。セキュリティ診断サービスでは、Webアプリケーションやサーバ、ネットワーク機器、IoT機器の脆弱性診断を行い、検出された問題に対する詳細な報告と対策支援を提供しています。セキュリティ運用監視サービスでは、JSOC®を通じて24時間365日の監視サービスを提供し、セキュリティ関連製品の構築サービスや脅威情報サービスも行っています。さらに、セキュリティ製品の販売とその保守サービスも提供しています。

SIS事業では、情報系・業務系システムの設計・開発・構築と保守サービスを提供しており、SaaS型ソリューションを活用したシステム構築・開発にも対応しています。金融機関や製造業などの大企業向けには、内製化を支援する高度技術者派遣サービスも提供しています。また、サーバやネットワーク機器、各種ソフトウェアライセンスの販売と、それらの保守サービスも手がけています。クラウド関連のソリューションやITソリューションの販売・提供も行っており、サイバーセキュリティの強化にも貢献しています。

これらの事業を通じて、ラックグループは幅広いセキュリティとシステムインテグレーションのニーズに対応し、顧客のIT環境を支えています。

経営方針

ラックとそのグループ企業は、セキュリティソリューションサービス(SSS事業)とシステムインテグレーションサービス(SIS事業)を2つの主要な事業セグメントとして展開しています。同社は、デジタル社会の進化に伴う複雑化するセキュリティ環境と、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に対応するため、中期経営計画において「共創と挑戦」をテーマに掲げています。この計画では、サイバーセキュリティとシステムインテグレーションの事業共創を通じて、未来への挑戦を続けることを目指しています。

成長戦略として、同社は「耐久力」「適応力」「デジ力」の3つの方針を定めています。これらにより、サイバーセキュリティとシステムインテグレーションの収益力と付加価値の向上、市場ニーズの把握と技術革新への適応、そしてデジタル技術の全社的な活用を推進しています。また、キャッシュフローの強化と市場変化への適応を目的とした投資を進め、成長の加速を図っています。

ラックは、社会と企業のDX推進、サイバー攻撃の高度化、デジタルデータの活用といった環境変化に対応し、安心・安全な社会基盤の構築に貢献することを目標に掲げています。サイバーセキュリティ事業では、運用監視サービス、診断サービス、緊急対応サービスを通じて、セキュリティサービスの競争力を維持・向上させることに注力しています。一方、システムインテグレーション事業では、SaaS型クラウドソリューションの導入・活用支援や、生成AIを活用した社内生産性の向上などに取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、ラックはデジタル社会を生き抜く指針となる企業を目指し、持続可能な成長を追求しています。