「ノバセル」が伸びた
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オンライン印刷ECなどを手掛けるラクスルが、2020年8月〜2021年1月期決算を発表。
ネット印刷サービス「ラクスル」の他に、運用型テレビCMプラットフォーム「ノバセル」や運送マッチングサービス「ハコベル」などを展開する。
- 2020年11月〜2021年1月の3ヶ月売上高は74.2億円(前年比28%増)
- non-GAAP営業利益は2.7億円(前年は2億円の赤字)
- メインの「ラクスル」事業は売上高50.9億円(前年比16.2%増)
「ラクスル」の累計登録ユーザー数は個人・法人を合わせて26.1%増の136万ユーザーに拡大。1月上旬〜中旬に緊急事態宣言によるマイナス影響はあったものの、前回と比べると影響は限定的だという。
「ノバセル」は売上高が前年比68%増の12.5億円に伸長。新規顧客の増加と放映案件の大型化が成長を牽引した。
ラクスルでは2014年から広告主としてテレビCMを実施。その経験を元に「ラクスル」の集客支援サービスの一環として、テレビCMを低価格で実施できるサービスを始めたことがきっかけだった。
「ハコベル」も前年比57.1%増収で好調だ。年末年始のフードデリバリー需要が売上に寄与(2億円強)。四半期での注文件数は前年比47.9%増の5.2万件、注文単価は6.2%増の1.9万円となった。
2021年7月期の通期売上高は270〜280億円(前年比25.6%〜30.3%増)を見込む。