よく遊べ!
©2021 The LEGO Group.
デンマークの玩具ブランド「LEGO」が好調だ。
全体売上高は前年比13%増の437億DKK(≒7,623億円)。営業利益は同じく129億DKK(≒2,250億円)に拡大。営業利益率30%の優良企業である。
消費者向け販売は前年比21%もの伸長。全ての地域で二桁%増収を実現し、中でも中国、アメリカと西欧、アジアの伸びが著しい。
2020年8月には『LEGO Super Mario™』を発売、任天堂との連携は大いに話題を呼んだ。
LEGOの創業は1932年。大不況の最中、オーレ・キアク・クリスチャンセンが木製の玩具を作り始めた。名前の由来はデンマーク語「leg godt (よく遊べ)」。
現会長は創業者のひ孫。CEOはプロ経営者のニールス・B・クリスチャンセン(綴りは異なる)が務める。不調と言われた2017年に参画した。
クリスチャンセンCEOは「過去2年、長期成長を実現するための大規模な投資を行ってきた」と説明。中でも製品面とEコマースの取り組みを強化し、2020年に実を結んだ。
LECO.comの訪問者は2.69億人に倍増。134の新店舗を出し、そのうち91店舗は中国にある。総店舗数は678店舗。アリババの天猫(T-mall)にも進出、100万人超のフォロワーを獲得した。