16か月で1億人突破
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米ウォルト・ディズニーは3月9日、動画配信サービス「Disney+」の会員数が1億人を超えたと発表した。
「Disney+」は月額6.99ドルで動画見放題のストリーミングサービス。カナダやオーストラリア、シンガポール、日本など世界の59カ国で展開する。
サービスを開始した2019年11月から16か月で、 Netflixの会員数(2億366万人、昨年末時点)の半数を獲得。 時代は違うものの、1億人を突破するまで10年を要したNetflixと比べると圧倒的な早さだ。
背景にはディズニーブランドの強さがある。子どもから絶大な人気を誇り、家族が安心して視聴できるコンテンツ群を武器に顧客獲得が進む。
2024年の目標は、会員数2.3〜2.6億人。
同社にとって「Disney+」を含む「DtoC」部門は重要な成長の柱だ。投資が先行し2020年10〜12月期は4.7億ドルの営業赤字だったが、売上高は前年比75%増の35億ドルとなった。
ピクサーやマーベル、スターウォーズのIP(知的資産)も活用し、 「年間100を超える新作を出していく」(ボブ・チャペックCEO) 方針だ。