起死回生を目指して
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鳥貴族は3月5日、バーガー事業に参入すると発表。2024年7月期を最終年度とする新中期経営計画で明らかにした。
- 2021年8月に東京23区内に第1号店を出店
- 2024年7月期末までに10〜20店舗体制を目指す
- 業態開発や新規出店への投資は3年で20億円
鳥貴族と同様、国産食材にこだわったチキンバーガーの専門業態「TORIKI BURGER」 を新たに始める。朝食からディナーにまで対応する。
店内飲食に加え、持ち帰りや宅配、ドライブスルーの展開を想定。オペレーションは、ハンバーガー大手で20年以上働いた経験のある社員2人に任せる。
営業自粛や飲み会の減少により、居酒屋業態は苦境が続く。同日発表した2020年8月〜2021年1月期決算は売上高が前年比38%減、営業損益は12億円の赤字(前年は13億円の黒字)だった。
厳しい見通しの中、コロナ禍でも比較的好調なバーガー業態に参入を決めた。鳥貴族社長の大倉氏は昨年5月、「今度は『焼鳥バーガー』を食べてみたい^_^」とツイートしていた。
鳥貴族は「チキン・均一価格・国産」を武器に、10年後には海外進出も進める「グローバルチキンフードカンパニー」になると展望する。