イーレックス、大幅上方修正
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再生可能エネルギーを扱う「イーレックス」が好調だ。
3月3日には業績予想の上方修正を発表。売上高は前回予想の959億円から1,367億円、営業利益は同じく83.1億円から152億円へと引き上げた。
背景にあるのは、販売電力量の拡大だ。電力小売事業だけでなく卸売販売も増加し、昨年5月に発表した業績予想を42.6%上回ることになる。
利益についても、自社発電所の稼働や相対電源の活用によって電源調達コストを低減、収益の拡大を見込む。
そもそもどんな会社?
イーレックスは1999年に創業。日短エクスコ(現・日短キャピタルG)が電力事業子会社「日短エナジー」として設立した。
2014年には東証マザーズに株式を上場(翌年に東証一部)。燃料の調達から発電、卸売、小売まで幅広く事業を展開する。
2030年度に売上2,500億円、再エネ販売比率No. 1を目指す。足元では小売を柱としつつ、発電プロジェクトを遂行。FIT制度を使用しない「メガバイオ」実現に向けても取り組んでいる。