2021年02月24日 07:00
ビットコイン、マシマシで
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Squareが2月23日、2020年10〜12月期決算を発表。コア事業に逆風が吹く中、送金アプリ「Cash app」では世相の波を掴んでいる。

  • 売上高は前年比2.4倍の31.6億ドル
  • 営業利益は同じく2.6倍の4,518万ドル
  • GPV(取扱額)は前年比12%増の320億ドル

売上は急増したが、そのうち17.6億ドルはビットコインによるもの。

Square

今回もビットコイン原価は17.2億ドルで、粗利は4,077万ドルに過ぎない。とはいえ、営業利益の規模を考えれば相対的に小さな金額でもない。

Squareは追加で1.7億ドル分のビットコインを購入、現金同等物(+短期投資)全体に占める割合は5%にのぼった(12月末時点)。それ以来、価格が高騰しているのはご承知の通りだ。

Cashアプリからの売上(ビットコイン除く)は4.2億ドルで、3Q(7〜9月期)よりは減少した。ユーザー数は堅調で、取引ユーザー数は月間3,600万人(前年比+50%超)にのぼる。

決済端末を提供するセラー・エコシステムはコロナ禍での影響が大きいものの、足元ではEコマース含むオムニチャネルの構成比が増えている。オンライン限定と合わせると、GPV全体の半分を超える(2年前は3分の1)。