2021年02月17日 07:00
ここにも追い風
Shutterstock

2020年、巣ごもりでEコマース全般に大きな追い風が吹いた。その影響をモロに受けたカテゴリの一つが「ふるさと納税」である

2月15日に発表された2020年10〜12月期決算で「チェンジ」の売上高は前年比79%増の78億円。営業利益は同じく74%増の46億円にのぼった。

チェンジは2018年11月にトラストバンクを買収、日本最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を展開する。制度変更による混乱もあったが、その後は「超回復」。

ふるさと納税

連結子会社だったトラストバンクについて、2020年8月に完全子会社化。これによって当期より、親会社株主利益が改善することとなる。

地方自治体向けにSaaSを提供する「LoGo」シリーズも展開。コロナ対応で急速に普及が進み、昨年10月時点で『LoGoチャット』は549自治体、『LoGoフォーム』は129自治体が利用する。

総務省によれば、2019年度の「ふるさと納税」受入額は4,875億円、約2,334万件にのぼった。2020年度の数値はまだ明らかになっていないが、大幅に上回ったのは間違いなさそうだ。