2021年01月29日 08:00
四半期で営業黒字化
Shutterstock

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが1月28日、2020年4〜12月期の決算を発表した。

  • 売上高は前年比65%減の1,371億円
  • 営業損失は198億円
  • 通期予想は売上高1,855億円(前年比60%減)、営業損失514億円

テーマパークは2020年7月1月より営業を再開。しかし、その後も「感染拡大予防ガイドライン」に沿い、入園者数を制限して運営。通常レベルに回復するには時間がかかりそうだ。

オリエンタルランド

グループ全体の営業損益は4四半期ぶりの黒字に回復。牽引したのはホテル事業で、テーマパーク事業も営業黒字である。ディズニーホテルは4〜6月に前年比99.1%減収となったが、10〜12月には24%減まで回復した

入園者数が低迷する一方、ゲスト一人あたりの売上高は前年を上回っている。チケット価格改定・入園券種の限定によって単価が上がっているほか、商品販売・飲食販売についても一人当たりで拡大。

足元の緊急事態宣言においては、ディズニーランド、シーともに閉園時間を早め、19時までの運営となっている。

コロナ禍における事業環境を踏まえ、1月25日には組織改正を発表。IT施策をより積極推進すべく「デジタル戦略部」の新設を発表した。