2020年11月06日 07:26
Switchの躍進が続く
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任天堂が昨日発表した4〜9月期決算は、最終損益が2,131億円の黒字だった。前年比244%もの増益である。売上は73%増の7,695億円、営業利益は209%増の2,914億円。まさに爆発的な変化だ。

  • ハードウェア販売台数は1,253万台(前年比80.9%増)
  • ソフトウェア販売本数は1億25万本(同71.4%増)
  • 7月発売『ペーパーマリオ オリガミキング』が282万本
  • 9月発売『スーパーマリオ 3Dコレクション』は521万本の販売を記録
  • 『あつまれ どうぶつの森』は1,427万本(累計販売本数2,604万本)

任天堂の業績

累計6,300万台を販売

  • ハード販売を後押ししたのが廉価版のNintendo Switch Lite
  • 元のSwitchが836万台売れたのに対し、Liteは417万台売れた
  • ミリオンセラータイトルは他社含め20タイトルに
  • デジタル売上高比率は1Qからやや下がって38.9%に

任天堂の売上詳細

夏商戦以降も強い勢いがつづく。 全世界の累計セルスルーは6,300万台以上(9月末時点)に達した。セルスルーはセルイン(店頭出荷)とは異なり、消費者への最終的な販売数を表す。(なので推計値)

任天堂の時価総額は7.6兆円。手元の現預金は9,927億円、投資有価証券2,396億円まで増えた。業績予想を売上1.4兆円(前年比7%増)、営業利益4,500億円(28%増)に上方修正。上半期の売上進捗は50%を上回るが、任天堂の売上が増加するのは年末。これでも控えめな目標に見えてしまう。