2021年01月23日 08:00
GMと自動運転、Microsoft
Shutterstock

2020年代に入り、自動運転などニュー・モビリティの普及が現実味を帯びてきた。

2013年創業のCruise社は自動運転技術を開発しているが、意外にも(?)著名なインキュベーター(スタートアップ育て屋)であるY Combinator出身だ。

当初のアイデアは、自家用車を高速道路での自動運転対応車に変えられるシステムを提供するというもの。2016年に米国の大手自動車メーカー、ゼネラルモーターズ(GM)によって買収された。

想像に難くないが、GMが欲しいのは自動運転技術そのものだった。後にはソフトバンクやホンダが株主として加わり、ホンダと無人ライドシェアサービス専用車の共同開発を進めると発表。

そして今回、新たにマイクロソフトによる出資提携が発表。投資ラウンドで20億ドルを調達し、評価額は300億ドルにのぼった。

マイクロソフトは、Cruiseが利用するクラウド基盤としてAzureを提供する。自動運転システムの高度な実用化に、強固なクラウド基盤は欠かせない。

GMは2025年までに世界で30車種もの電気自動車を発表予定。新たな事業やサービスを創出し、成長を目指すという。