2021年01月13日 08:00
東宝の「柱」
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映画制作・配給などを手掛ける東宝が2020年3~11月期決算を発表した。

  • 9〜11月の営業収入は前年比11.9%増の638.5億円
  • 営業利益は同じく8.1%増の100.8億円
  • 映画事業の営業収入は443.5億円(前年比23.7%増)
  • 不動産事業は入居テナントへの賃料減額を継続

『鬼滅の刃』が業績にフル寄与。東宝映像営業部の配給作品における10月興行収入は、前年比4.4倍の166億円を記録した。

東宝

演劇事業の赤字幅は縮小したが、依然として状況は厳しい。11月公演のミュージカル『RENT』では一部公演を中止。一部演目では有料のライブ映像配信を実施し、新たな収益源の確保に努める。

『鬼滅の刃』が興行成績を伸ばし続け、通期業績予想を上方修正した。営業収入は1,860億円(前年比29.2%減)、営業利益は190億円(同64.1%減)を見込む。