30か国で1,200万回分
Shutterstock
2020年、まず注視しておくべき数値の一つが「新型コロナワクチンの配布状況」だ。
Bloombergによると、これまでに1,200万回分を超えるワクチンがすでに投与されている。
米国では12月14日から始まり、これまでに428万回が投与された。米国全体での投与率は人口の1.3%に過ぎず、配布されたワクチンのうち、すでに33%が投与済みである。
米当局は1月の初めまでに2,000万回分のワクチンを配布予定。ファイザーらが作ったものとモデルナによるワクチンがあるが、どちらも数週間をまたいで二回投与する必要がある。
世界ではすでに30か国でワクチンの投与が始まっている。必要な本数を考えれば、パンデミックを終わらせる戦いはまだ序章に過ぎない。
開発済みのワクチン以外にも、名だたるグローバル製薬メーカーがワクチンの開発を進める。各ワクチンの現実社会における実効性など、これから多くのことが明らかになるはずだ。
中国製のワクチンが水面下で出回っているとする報道も出た。影響の大きさを考えれば、社会的な問題が新たに生まれる可能性もある。