大きなマイルストーンを達成
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米国の電気自動車メーカーであるテスラは2日、2020年の車両生産および販売台数がともに約50万台に到達したことを発表した。
「年間50万台」という数値は、テスラが大きなマイルストーンとして掲げてきたものだ。具体的には生産台数が509,737台、販売台数が499,550という結果だった。
プレスリリースによれば、販売台数(deliveries)はややコンサバ(保守的)な数値だ。車両が引き渡され、全ての手続きが正しいと確認したものだけを算入してある。そのため、決算発表での数値は0.5%程度上振れする可能性があるという。
テスラは、2020年のパンデミック下で大きなマイルストーンを達成した。一時的に工場を閉鎖せざるを得なかったにも関わらずだ。
他の自動車メーカーにとって、2020年は危機的としかいいようのない一年だった。逆境下での「一人勝ち」により、テスラの株価は2020年だけで大きく高騰した。
現在6,689億ドルという巨大な時価総額には疑問の声もある。株価収益率(PER)は1,398倍。元を取るには投資家が不老不死の薬を飲むか、テスラが急成長を続けるしかない。
前者の場合、八百比丘尼伝説が参考になるかもしれない。しかし、それでも寿命は1,000年だと言う。実現性を考えると、後者に賭ける以外の方法はなさそうだ。