2025年04月11日 16:46
プリ機の老舗『フリュー』がIPビジネス展開で好調!Z世代を取り込む次世代エンタメ戦略とは
Finboard

プリントシール機、いわゆる「プリクラ」。かつては女子高生の放課後の定番だったこのカルチャーは、スマートフォンの普及とともに衰退するかに思われていました。しかし、その流れに抗い、むしろZ世代に向けたアップデートを重ねながら、再び注目を集めている企業があります。

その会社は、東京・渋谷に本社を構えるフリュー。かつてはプリクラの代名詞的存在として市場を牽引し、近年はプリクラ機にとどまらない総合エンタメ企業としての変貌を遂げつつあります。2024年3月期の決算では、新たな「世界観ビジネス」の売上が主力のプリクラ事業を初めて上回りました。

Z世代を主要ターゲットとするマーケティングや商品企画にも定評があります。盛れる写りや遊び体験、可愛いキャラグッズといった要素で若年層の共感を得る一方で、デジタルとリアルを横断。その構想は、体験価値を重視する現代の消費トレンドとも一致しています。