2022年12月07日 15:19
インフルエンサーマーケティングの「トリドリ」が上場へ "低価格•採用し放題"で急成長
Strainer

インフルエンサーマーケティング支援のトリドリ(9337)が12月19日に東証グロース市場に上場する。個人や中小企業を指す「SMB」を対象としたSNSマーケティング支援が主な事業内容だ。

主力サービスは、SNSでをPRしたい企業とインフルエンサーをつなぐプラットフォーム「toridori base」。登録する3.5万人のインフルエンサーに対してSNS上でのPR依頼が可能で、料金の安さが強みの一つだ。主力プランは月額4万円で人数制限なくインフルエンサー採用できる。

広告代理店を通じたSNS上のPRは、手数料が高く予算に余裕のない中小企業は活用が難しかった。トリドリは低価格プランを武器にプラットフォームの利用企業を伸ばし、毎月300社のペースで新規顧客を獲得。足元の顧客数は2000社を超えた。

同社は広告関連など安定成長を続けるサービスを複数抱えるほか、インフルエンサーのブランド構築支援といった新規事業の展開も積極化している。

今回の記事では目論見書など公開資料をもとに、トリドリの事業モデルや足元の状況、今後の見通しについて紹介する。