2022年10月13日 17:13
ソニー・ホンダのEV新会社が始動 25年に製品発売へ
記者会見に登壇する川西泉社長(左)と水野泰秀会長(右)=ソニー・ホンダモビリティ

ソニーグループとホンダが共同出資するEVの新会社「ソニー・ホンダモビリティ(SHM)」は13日、設立会見を開いた。製品の先行受注を2025年前半から開始し、同年中の発売を予定する。出荷は2026年春にまず北米から始め、日本では同年後半からを計画。製造拠点はホンダの北米工場となる。

SHMはEVのコンセプトを「 進化する自律性」、「身体・時空間の拡張」、「 人との協調、社会との共生」の3つに集約。

自動運転技術では特定の条件下で運転操作が不要な「レベル3」への対応を目指す。また、クラウドサービスと連携しユーザーごとに個別化された車内環境を実現するほか、メタバースなども活用し運転以外の楽しみも提供していく。

ソニーGとホンダは6月に合弁会社の設立で合意。両社が50%ずつ出資し9月にSHMを設立した。

同日の会見で水野泰秀会長兼CEO(ホンダ専務執行役員)は「既成概念を覆す高付加価値の商品やサービスの提供、お客様との新しい関係性の構築にチャレンジしていく」と意気込んだ。