2022年06月08日 18:40
2023年には250億ドル市場に!先端ベンチャーに聞くライブコマースの世界事情
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毎年11月11日、中国の祝日「光棍節」、別名「独身の日」。この日は世界中がWイレブン(独身の日のセール。年間最大)でEC企業がライブコマースによっていくら稼いだかという金額で盛り上がる。

ライブコマースとは、一般公開または1対1でライブ配信しながら、リアルタイムでの購入、チャット機能やリアクションボタンで双方向コミュニケーションを取ることができるマーケティング手法だ。

中国のライブコマースはアリババグループのタオバオライブが代表的だ。2021年のWイレブンは同グループだけで5,403億元(約10兆2,700億円、2022年5月26日現在)を叩き出す一大チャネルとなった。

ライブコマースは2021年に米国で100億ドル以上の利益を生み出した。さらに2023年までに250億ドルの売り上げを生み出すという予測もある。

中国以外の企業で最初にライブコマースSaaSを提供したのがスウェーデンの企業・Bambuserだ。2021年にLVMHイノベーションアワードを獲得するなど、ライブコマースの分野で世界的に注目されている。

この記事では、同社に世界のライブコマースの事例やトレンド、日本国内の動きについて聞いた。