2022年04月19日 17:06
「電動キックボード」免許不要に、Luup事業本格化
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電動キックボードについて定めた道路交通法の改正案が4月19日、衆議院で可決された。16歳以上は免許不要で乗ることができ、ヘルメット着用は努力義務に。最高速度は時速20km(現在は15km)。車道に加え、自転車道の走行も可能になる。

電動スクーターシァリングビジネスを展開するベンチャー企業のLuupは同日、今後の取り組みについて発表。岡井大輝CEOは「ここからがLUUPのスタートです」とTwitterに投稿した。

Luupは2018年創業。“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”とのミッションを掲げ、2020年5月に電動アシスト自転車シェアリングをスタート。2021年4月、「安全性の検証のための実証実験」として電動キックボードを導入した。現在は、東京・大阪・京都・横浜でサービスを提供する。

今後は、日本全国の地方都市や観光地へ展開エリアを拡大。 現行のシェアリング事業に加えて、新しい保安基準に適合する電動キックボードの販売事業参入を検討する。また、改正法施行に先立ち、ルールの周知に向けた啓発活動に注力する。

4月14日には、車両のリースと銀行融資などにより総額約10億円の資金調達を行ったと発表した。累計調達額は約46億円に上る。