2022年04月15日 10:15
カリフォルニア州、2035年までにガソリン車の新車販売を禁止へ
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米カリフォルニア州大気資源局(CARB)は4月12日、2035年までにガソリン車の新車販売の段階的廃止を目指す新たな規制案を発表。「Advanced Clean Car Ⅱ」と呼ばれる規制案で、ゼロエミッション車(ZEV)への移行を促進する。

カリフォルニア州は1990年にLEV(低排出ガス車)規制を導入。小型乗用車とトラックの排ガスを規制し、メーカーへのZEV製造を義務付けた。その後、2004年に温室効果ガス(GHG)排出基準に関する画期的な規制を承認。自動車メーカーに対し、2009年モデル以降の新車のGHG排出量の削減を義務付けていた。

2012年には、スモッグの原因となる汚染物質やGHG排出の削減、ZEVやPHEVなどの製造・販売などに関する規制パッケージを採用。この「Advanced Clean Car」プログラムが今回の規制の前身となっている。

新たに発表された規制案では、2026年までに乗用車の新車販売の35%をZEVにすることを義務付ける。その後、この数字を2030年に70%、2035年に100%まで引き上げる。

なお、CARBはこの規制案の採決を今年8月にも行う見込み。